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-side Marisa-
次は…彼処かな…
『此処は寺子屋。偶に来るんだ。』
「へぇ…寺子屋か…」
物珍しそうに見る中也。
「なんだお前!」
「ちょ、一寸!すみません!」
「おう?そうか。此の時間は子供が居んのか。
俺は中原中也だ。手前等は?」
子供の扱いうまー…
「あたいはチルノ!」
「わ、私は大妖精です。」
『よっ、久し振り。』
「あ、魔理沙!」
「お久し振りです、魔理沙さん。
今日は如何したんですか?」
大ちゃんは相変わらずだなぁ。
『此処に来るの、此れで最後になるかもしれないからさ。
私、外の世界に行く事になった。』
「え!?もう逢えないのか…?」
チルノはもう泣きそうだ。
「魔理沙さんが決めた事なら、私は構いません。」
大人だなぁ。
「おい、手前大妖精…っつったな?
大妖精、泣きたいなら泣いて良いんだぞ。
我慢をするのが良い事とは限らねぇんだから。」
「ま、魔理沙さーん!」
「魔理沙ー!」
遂には2人で号泣し始める。
にしても子供の扱い本当うまいなぁ。
「じゃあ、“また”な。」
『“また”な。』
「「はい/おう!」」
暫く人里を歩く。
-side Chuya-
『魔理沙。』
「如何したんだ?」
『本当に良いのか?』
あの時は勢い任せに云ったが…
『俺と外の世界に来て、本当に良いのか?
矢ッ張り此の世界にも仲良かった奴は居るんだろ?
其奴等と引き離すなら俺は「何も分かってないぜ。」
…は?』
「何も分かってないぜ、中也は。
中也が外に連れてくと決めたって思ってるらしいけど、
私は私の意思で行くって決めたんだ。
其れに…私は中也が思ってる以上に中也が好きなんだぜ。」
『は…流石俺の女だ。完敗だぜ、魔理沙。』
俺も思ってる以上に魔理沙が好きらしい。
『却説、次は何処行くんだ?』
「此の幻想郷で知らない人は居ない。
次に行くのは“博麗神社”だ。」
『…神社?』
聞けば山の上にあるらしい。
絶対人来ないだろ…立地悪…
俺達は空を飛んで博麗神社に向かう。
『へぇ…本当にある…』
財布ん中に小銭ないな…
じゃあ札で(普段から黒いカードしか使わない金持ち)。
1000円札を賽銭箱に投げ入れる。
「うへ、珍しい。霊夢の神社に賽銭してやる人を見るのは。」
『霊夢?』
ドタドタドタ…
なんだ此の音?
…足音?
「お金ー!!」
『は?え?』
…巫女?
此の人が…霊夢?
「貴方が入れて呉れたのっ!?
有難う!」
「…此奴が霊夢だぜ。」
『…嗚呼。』
変人か…←
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みるくれーぷ。 - 綾音さん» 言葉足らずでした…申し訳無いです。なんかこう、イメージとしてはスライドしてって沢山の写真を見せてる感じです。分かりにくくてすみません! (2018年10月15日 12時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
綾音 - まだ六話までしか見ていないのですが、とても面白いです!しかし、六話で出てくる写真のことですが、織田作がいるということは鏡花ちゃんは勿論、樋口さんやAもいないと思います…2つ写真がある、と言う設定ならすみません!これからも頑張ってください! (2018年10月14日 21時) (レス) id: be00f2b1a0 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - 更新遅れてすみません(-。-;体育祭があったもので…でも、喜んで貰えたのなら幸いです(*゚▽゚*) (2018年9月9日 20時) (レス) id: 54a1816a2e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - やったー!続きが出てる!ヽ(*^ω^*)ノ (2018年9月9日 19時) (レス) id: 07f01030e1 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - ゆうさん そんなそんな!読んでくれるだけで嬉しいのにコメントまで…!本当にありがとうございます!!これからも更新頑張ります! (2018年8月22日 22時) (レス) id: 54a1816a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくれーぷ。 | 作成日時:2018年7月31日 20時