友達の意味深な会話まとめ。

守護者 ページ17

ある夏休み。


「くっそ、宿題終わらんぬ。」


そう呟いた私の目の前の時計は、
もうすぐ日付が変わる時間を示そうとしている。


起きてる人いるかなぁ、と思い、

LI☆Eを開くと、
見知らぬ番号が友達追加されていた。


「...。『あなたの守護者』？」


中二病かよ、

呟いて、閉じようとしたところ、


____ピロン、


『あなたの守護者』からメッセージが届いた。


開くと、


【明日は遅刻していけ。】


「...はぁ？」



無論、トークルームから出て、

宿題を終わらせ、さっさと寝た。


その後も、まだ通知が届いていたが、スリープモードにして、確認しなかった。


〜翌朝〜

「やっば、あと少しで授業じゃ！！」


案の定、寝坊した。


昨日のことがすこし頭に引っ掛かっていたが、気にせずに家を出た。


階段を駆け上がると、


グラリ、


視界が揺らいだ。


そのまま私は病院へと運ばれ、

軽い脳震盪と、打撲。

と診断を受けた。


家に帰ると、


____ピロン


LI☆Eの通知が届いた。


【だから言っただろ】


『あなたの守護者』からだった。


遡ると、


【寝坊する】

【階段から落ちるぞ】

【だから、遅刻していけ】


と、あった。


その日以来、私は彼？の言うことを
キチンと受け止めている。

蝶々→←息抜き♪

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