顔 ページ13
私がアクアを抱き上げているとスカラマシュが入ってきた
私がアクアをベッドに戻した時力強く抱き締められた
ビックリしたが私はすぐに抱き締め返した
スカラマシュの身体はいつもと同じように冷たかった
それは私も同じで冷たい
こうやって抱きしめあっても互いの体温で温まることなんてできない
『スカラマシュ…?』
放浪者「アリア。」
抱きしめ合って数分経過しても
彼は私を離すことはなかった
ずっと抱き締められてていつから抱き締められてたのか分からなくなってきた
あいにく私は疲れないから膝ガクガクにもならないんだけどね…
離されたのは万葉が起きて部屋に来た時だった
つまり何時間も立っていたということになる
万葉「申し訳ないでござる…まさか二人の時間を邪魔してしまったとは…」
『いやいや結構な時間帯一緒にいたから大丈夫!』
放浪者「それより二日酔いは治ったかい?」
万葉「うむ。身体はとても良いでござるよ。感謝するでござる。」
よかったぁ…
二日酔いとか私たちには分からないから…
ただ酔った時に水を飲ませれば少しは軽減するってだけしか
聞いたことないから…
よく私の師匠がお酒飲んで二日酔いになったこととか多かったけど
対処しなくてもなおってた気がする
水を飲むと酔いがよくなるとは言ってたな…
万葉は長居してしまったでござるな。と言った
スカラマシュは少し寂しそうな顔をしてる
『もうすぐ船にでも乗るの?』
万葉「明日には稲妻を出ると姉上に言われているでござるよ。」
放浪者「見送るよ、万葉。」
万葉「うむ。アリア殿、放浪者殿、アクア殿。また会った時はよろしく頼むでござる。」
万葉は私たちにお礼を言って家を出た
スカラマシュは万葉が出ていった後寂しそうな顔をしている
顔がなんか捨てられた子犬みたいにしょげてる…
可愛い…
『スカラマシュ、今お茶いれてあげるからね。』
放浪者「あぁ。早めに頼むよ。」
捨てられた子犬みたいな顔はもう二度とさせたくないけど
可愛いからもう1回見たいと思うのは私だけだろうか…
私がお茶を立てるとすぐにスカラマシュは飲み干した
早いな…
放浪者「今日はもっと苦めでいいよ。」
『じゃあもう1杯ってことで…』
スカラマシュはお茶をその後4杯飲んだ
しかも普段より3倍は苦くしたもの
スカラマシュの味覚ってどうなってるんだろう…
子犬みたいな顔しそうだから私はしばらく彼の傍にいたのだった
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作者名:アクアリウム | 作成日時:2023年4月4日 12時