どりーむあんとぅわいえんど (ページ35)

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どりーむページ35

優里｢……っ……｣

弱り果てた妖姿の《白百合》

優里｢《夢莉》……っ……わらわは…っ…前世でも…お前に…倒されたよ…。｣

優里｢後世ならばと……っ…転生された…のを利用し…《侑碆》様を…奪おうとしたが…無理だ…った…｣

優里｢やはり……勝てぬのか…わらわは……愛されぬのか……｣

優芽｢なにをいって…｢それは違う｣｣

知念｢それは違う…《白百合》｣

優里｢《侑碆》…様…っ…｣

知念｢《侑碆》は……貴方に感謝していた…。どんな時でも…そばにいてくれた貴方にね…。｣

優里｢……はっ……｣泣

知念｢愛していなかったわけじゃない。必要としなかったわけじゃない。ただ、《夢莉》との感情が違かっただけだ。｣

優里｢…ははっ…、わらわはなんて…馬鹿なのでしょうか…｣

知念｢馬鹿だよ。貴方は…｣

優里｢《侑碆》様…っ…愛して…おりました…よ…。｣

知念｢……ありがとう…。｣

優里｢《夢莉》……、迷惑かけた…なぁ～…｣

優芽｢いえ…｣

優里｢ありがとう…お主の詠う姿……最後に見れてて良かった…なんてわらわは…弱かったのだろう………この恩は…必ず……｣

ﾌﾜｯ

知念｢彼女は｣

優芽｢消えてしまいましたね…成仏…みたいな｣

知念｢…そーか……｣

知念｢なぜ詠えたの？あんなうた｣

優芽｢わからない。でも、貴方との《侑碆》様との《夢莉》の記憶と恋心が……自然と身体と口を動かしてた｣

前世の私たち

《夢莉》と《侑碆》様

現世で出会った私たちは

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿どうなるのですか？