どりーむ ページ32
ｻﾞｧｧｧｧｱｱｱｧｱｱｱｱ
皆｢うわぁ！なに？！｣
いきなり強風が吹き始める
その時には既に私に意識はなかった
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
？？？｢《夢莉》!!!!!《夢莉》!!!!!｣
優芽｢ん……｣
？？？｢起きたのね…《夢莉》。いや、現世では優芽だったからしら｣
優芽｢ここは…｣
？？？｢夢の中よ｣
私はあれから………
？？？｢大丈夫。彼らは今現実世界で一時時が止まっているわ。｣
優芽｢え…？貴方は…｣
？？？｢私は《
優芽｢お母さん…？｣
美桜｢えぇ、《夢莉》の母よ。｣
優芽｢お母さん…私なにも覚えて…｣
美桜｢大丈夫。彼女を沈めてから貴方と《侑碆》の記憶をお教えするわ。｣
優芽｢でも、私もう…やられちゃう｣
美桜｢《夢莉》…貴方も詠うのよ。｣
優芽｢私が…詠う？｣
美桜｢そう。貴方はあの《侑碆》までもを虜にしたうたを詠える。舞える。｣
優芽｢でも…｣
美桜｢自信持ちなさい。妖に魂を売った《白百合》に貴方が負けるはずがないのよ。貴方は舞える。誰もを癒せるうたを詠える。｣
優芽｢お母さん…｣
美桜｢《夢莉》……。これは貴方の扇よ｣
ピンク色
桜が描かれた華麗で素敵な扇
美桜｢《夢莉》貴方のうたで皆を幸せにするのです。うたは人を傷つけるものでは無い。苦しめるものではない。｣
優芽｢でも、何を詠えば｣
美桜｢それは貴方の心、記憶の中にある。頑張るのですよ。《夢莉》｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿お母さん
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
優里｢早く死ぬがよい！《侑碆》様を傷つける者は許さない。｣
気づけば現実に戻ってて
手には桜の扇
夢じゃない
私は
詠える
舞える
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作者名：レモン | 作成日時：2018年3月17日 21時
