近づく距離 ページ26
・
リョウクさんとのキス＿＿＿
だんだん息苦しくなって
胸を押し返した
RW「Aちゃん？」
「あの……息を………止めてたら……苦しくて……」
RW「息、止めてたの？大丈夫？苦しくない？」
リョウクさんは心配そうに私の頭を撫でてくれた。
「ごめんなさい……下手くそで。
初めてだったから…」
ポツリと呟く私の言葉に
RW「Aちゃんの初めてをありがとね。嬉しいよ！」
優しく笑うリョウクさんに胸がドキドキする
RW「さぁ、寝よっか。」
おやすみ。
静かに部屋を出ていくリョウクさんの腕を引っ張って引き止めた。
「一人は……怖いです。一緒に寝て下さい……」
私は壁に体を寄せ、リョウクさんのスペースを作る
RW「Aちゃん、一緒には寝れないけど
寝るまでトントンしてあげる。」
キシッと沈むベット。
規律良く、体に響く手の重み。
天井を見つめる私と、体を横にして私を包み込んでくれるリョウクさん。
RW「明日の朝、ホットケーキにしようか。」
「はい。」
RW「ケーキでも一緒に焼いてみる？
何か作りたいもの、ある？」
「あっ、窯焼きのパンケーキ
テレビで観て一度食べてみたいな。って思っていました。」
RW「いいよ、作ろっか」
「いいんですかっ！？」
嬉しくて、思わず体を横に向けると
かなりの近距離でぶつかる視線。
「わわっ、ごめんなさいっ」
慌てて背を向けると壁に勢いよくおでこをぶつけてしまう。
RW「Aちゃん、大丈夫？スゴイ音したけど！」
私は恥ずかしくて布団に潜ると
「見せて？」
と布団を剥がされる
くくく。と笑い声がして
RW「明日はケーキ焼くから、早く寝るんだよ。」
リョウクさんは、枕元のライトだけ付けて部屋を出て行った。
携帯でパンケーキの画像を見ながら、私はゆっくり瞼を閉じた。
ふんわりと甘い匂いが立ち込めて
厨房に向かう。
初めて見るパティシエの制服姿。
RW「おはよ、さぁ、始めるよ！」
私は顔を洗って髪を結んで、リョウクさんの隣に並ぶ
RW「まずは卵白を冷やしたから、卵黄に牛乳とレモン汁混ぜて。それから泡立て器ね。」
リョウクさんは、喋りながらも手際よく生地を作っている。
フライパンで出来上がったパンケーキ
RW「よし、味見！はい、あーんして？」
無意識に口を開くと柔くて甘い生地が蕩ける
完成したケーキが嬉しくて
「子どもたちに食べさせたいな」
そう呟くと
じゃあ、届ける？ってリョウクさんは、ケーキを箱に詰めてくれた。
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向日葵(プロフ) - manmaruuさん» 初めまして。コメントありがとうございます(*^_^*)完結した作品を読んで頂きコメントを貰えるのはホントに嬉しい限りです！作者にとっても思い入れのある作品になりました。一緒に楽しんでもらえますように☆これからもお付き合い下さいね( *´艸｀) (2019年10月1日 22時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - コメント失礼します！superjuniorのイェソンさんとしての恋愛物語を好んで読んでましたが、向日葵さんの描き方がすばらしく、すぐに物語に入ることができました。イェソンさんもリョウクさんもキュヒョンさんも性格のクセはそのままに本当に楽しませて頂いています！ (2019年9月29日 23時) (レス) id: 786210485f (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ayaさん» 初めまして。コメントありがとうございます！一緒に感情移入してもらえると嬉しいです(*^^*)この先も楽しんでもらえますように♪ (2019年2月20日 8時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 他のお話たくさん拝見させて頂いてましたが、こちら初めて読みました。もう序盤から涙を流してグズグズなりながら読んでいます(ノ_＜)一気に読めてありがたいです。胸が痛くなりながらも優しくなってきた兄さんにやられてます！続きも楽しみます！ (2019年2月18日 21時) (レス) id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - しあじゅんちゃんさん» しあじゅんさん、初めまして！コメントありがとうございます！今日中にパスを外しますのでもう少しお待ち下さいね。 (2016年8月20日 14時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2016年5月22日 5時
