129：胃袋を掴まれたのだ ページ32
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ほむら｢何の格好？｣
『杠が作ってくれたんだ。私と言えばこれらしい。
ああ、そういえば、君もこの服と同じ色の服を着ているね。君の髪色によく似合う服だ。』
ほむら｢あなたも似合う。｣
『君に言われると自信がつくな。』
女性らしく、服の話題で盛り上がる2人を眺めて、しばらく無かった食欲がふつふつと湧き始める。
納豆以来、こんなにお腹が空くことは無かったのに。
マグマと呼ばれる男から皿を受け取る。
すると中はすっかり空っぽになっていた。
氷月｢……ちゃんとしてください、この汚れた串は何ですか？おおかた野鳥の焼き鳥だったんでしょうが、なぜ5本中1本の中の1口分しか残ってないんですか。｣
マグマ｢ああ？知らねぇよ誰かがつまみ食いでもしたんじゃねぇの｣
氷月｢つまみ過ぎです｣
口の端に肉汁でもつけながら、知らんぷりで琴寧を担いで帰ろうとするものだから、さすがの琴寧も焦ってマグマにもう一食分取りに行かせる。
図らずも、彼女と話す猶予ができてしまった。
彼女は嬉しそうにこちらに向き直り、目を細めた。
あの時のようにマスクをしていない。
感情のよくわかる格好で。
『油揚げは食べたかい？私と千空の大作なんだ。』
氷月｢ええ、食べました。醤油があれば立派な現代食になりますね。｣
『実はね、もう作り始めているんだよ。6ヶ月はかかるから、食べられるのはまだ先だけれど、楽しみにしていてね。』
氷月｢さすが、ちゃんとしていますね。｣
『千空が味噌を作って味噌ラーメンをみんなに食べさせたいと言うんだ。味噌も作らないとね。ああ、農耕もそのうち始めなくては。』
氷月｢人手は足りるでしょうか。｣
『フランソワがいれば食に関してもっと発展するのだけれど。』
氷月｢相変わらず人脈が広いですね。｣
最後に会ったのは司を裏切った日の川岸だったか。
彼女はあの事件を、気にもしていないのか、それとももう、許したのか。
キツネと呼ばれたあの日と変わらずこちらに笑いかける。
ああ、君はそういう人でしたね。
足を斬られ歩けなくされても、使えない脳筋共を殺そうとしても、押し倒され暗闇に閉じ込められても、
一度叱って、次の瞬間には笑って許して。
そうしてこちらはまた、心臓を熱くさせて悔恨と恋慕に苦しむのだ。
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柏餅(プロフ) - 栗子さん» \(//∇//)\ (2月23日 11時) (
レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» あけましておめでとうございます〜！🐉⛩️🎍ハートのクイーンは今後も重要な要素なので注目されて嬉しいです！！✨今年もよろしくお願いします！！🫶 (1月13日 17時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 夢主ちゃんハートのクイーンが欲しかったのお嬢すぎて好きです！遅れましたが明けましておめでとうございます！ (1月9日 13時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マジで共感の嵐です！ (12月7日 17時) (レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» Dr.STONEの女の子ってマジでいい女ばっかですよね〜！最新話まで見てくれてありがとうございます！！🥳 (12月4日 23時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗子 | 作成日時：2023年10月3日 22時
