そよ姫様の小さな護衛人

#8 ページ9

桂｢おい何故俺を無視した｣

『連いて来ないでストーカー』

桂｢ストーカーじゃない、桂だ！｣

『カツラ？禿げてるの？』

桂｢変換するな、桂だ！｣←


せっかく帰ってエヴァを見ようと思ってたのにこの攘夷志士に足止めされてしまった

人の多い道のど真ん中で。


『そこ退いて。私帰りたいんだけど』

桂｢とか言ってどうせお主暇だろう？｣

『私＝暇人って方程式やめて。

まぁ実際そうだけど……』

桂｢自虐ネタか？(汗)｣


なんか自分で言って虚しくなってきた←


桂｢どうせならこれから蕎麦でも食べに行かないか？

エリザベスもセットで着いてくるぞ｣


何そのハッピーセットがついてくるみたいな言い方。


エ[Shall we soba？]

『Shall we sobaって何、

文法崩壊してる気がするんだけど』

桂｢細かい事は気にするな、さぁ行くぞ！｣


全国の英語の先生、外国人に怒られるよ貴方

え、さぁ行くぞって言ったこの人？

無限の彼方？←

いやそうじゃなくても拒否権のない強制連行だよねこれ。

通報しても私何も悪くないよね？

すっと携帯を取りだし、


『土方さん助けて桂さんにナンパされてます』

桂｢ぬぉぉぉぁっ！！

A殿、何をしている！ふざけるなぁぁぁ！！｣


急に桂さんが宮野ボイスになったところで電話を切った


土｢桂ァァァ！！｣

『早っ』


まだ電話切って１分も経ってないけど。

これはボルトもビックリな速さだ←


土｢チッ、逃げられたか。

おいA、あいつに何もされてねぇか？｣

『はいこの通り。土方さん何をしたらこんな早く来れたの？』

土｢……世の中には知らない方が良い事もあるんだ｣


あんた一体何したんだよ


土｢城まで送ってやる。｣

『いいの？土方さんいつも忙しいのに』

土｢いいんだよ。ほらとっとと行くぞ｣

『はーい』


先を歩く土方さんの後ろをとことこ連いて歩く


『……』

土｢何そんな見つめてんだ｣

『土方さんって兄さんみたいだなって』

土｢は？何言ってんだお前。

それにお前兄貴いたんじゃなかったのか？｣

『そうじゃなくて、雰囲気が』

土｢……まぁ、それも悪くねぇなﾎﾞｿｯ))｣

『？何か言った？』

土｢何でもねぇよ、おら着いたぞ｣


あ、本当だ


『ありがとう土方さん』

土｢また何かあったら遠慮なく呼べよ｣


帰っていく土方さんに手を振り、城内に入った

そういえばさっき土方さん何て言ってたんだろう。

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