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#40 ページ42

『高杉、さん……』


何でここに、って言おうとしたが表情が語っていたのか、高杉さんは口を開いた


高「言ったはずだ。

次会った時はこの腐った世界から連れ出してやると」

『…言った。でも、それって誘拐なんじゃないの』

高「ククッ、誘拐ねぇ……。確かにそうかもしれねぇな。

だが、俺は既に犯罪者……世界をぶっ壊す俺にとっちゃ誘拐なんざ痛くも痒くもねぇ

それにお前は真夜の妹……こんな所に放っておくなんざ、勿体ねぇ話だ」


じゃあ、やっぱり…


『貴方は兄さんの友人なの?』

高「友人、ねぇ…。俺はあまり仲間だとかそんなあまっちょろいモンは好きじゃねぇが…

真夜は俺の中では一番心を許していた相手だ」


だが、と高杉さんは続ける


高「この世界は俺から先生と真夜を奪った。

だったらよぉ、てめぇを連れ出して

この世界をぶち壊すしかあるめぇ」

『……どうしてそこまでして私に執着するの?』


高杉さんの事情を聞くと可哀想と思ったが、

彼の発想はあまりにも歪んでいる

そんな事したら何の関係もない人まで百パーセント巻き込まれる


高「俺がお前を気に入ってるからだ

なぁ、城の護衛なんざやめて鬼兵隊に入らねぇか?」

『悪いけど断るわ』

高「フッ、頑固な所はあいつそっくりだな」

威「ねぇ俺空気〜早くA連れていこう」

高「ああ」

『あ、ちょっと…』


じたばたと抵抗したものの、

結局神威さんにかつがれたまま鬼兵隊の船に乗り込んだ

…せめて土方さん辺りに連絡しとこう。

私は人目を気にしながら素早くメールを打ち、ポケットになおした

これでよし。

あとはどうやって逃げるか考えないと……。

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風蘭doll(プロフ) - ありがとうございます!こんな素晴らしいコメントを頂けて……私嬉しい!← (2018年9月14日 16時) (レス) id: 7e36fddfa3 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話とても素敵でした...!一国傾城篇なんてもう素敵すぎて...!続き楽しみにして待ってます!更新頑張ってください! (2018年9月14日 13時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - あくびさん» ありがとうございます!最近英検の勉強その他諸々で中々書けねぇ…でも暇を見つけたら即効書くつもりですのでもうしばらくお待ちを(*´-`) (2018年9月2日 14時) (レス) id: 7e36fddfa3 (このIDを非表示/違反報告)
あくび - 続きが見たくなりました 頑張ってください (2018年9月2日 13時) (レス) id: 2e696d8010 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll - ありがとうございます!確かにね。でもモブの役目を主人公にやらせるパティーンを一度やってみたかったのだ\(^o^)/ (2018年6月27日 19時) (レス) id: 9a15409760 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections  
作成日時:2018年6月18日 21時

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