そよ姫様の小さな護衛人

#37 ページ39

私はいつもの如く一人で街を散歩していた

何やら騒がしい人達がいるなと思いながら歩いていると、突然銀時さんが目の前に飛んできた

向こうに新八さんと神楽ちゃんがいたから

おそらくまた神楽ちゃんに殴り飛ばされたのであろう

銀時さんの手には何やらスプレーのような物があり、銀時さんは誤ってそのスプレーを押してしまった

そしてそれが私に直撃し、気づけば猫になっていた。

猫になっていたと言っても、耳と尻尾が生えただけだが。

けど凄いなこれ。

触ってみるとふわふわしてるし、感覚だってある。

どうやら本物のようだ。


『ねえ銀時さん、これっていつ戻るの？

面白いけど流石にずっとこの姿は嫌』

銀｢けど俺らあのジジイに実験に使われただけだし何も聞いてねーぞ｣

『そっか……』


誰かに見られなきゃいいけど…


桂｢おお銀時、こんな所で会うとは偶然だな｣

銀｢げっ、ヅラかよ｣

桂｢ヅラじゃない、桂だ！！

それよりその猫はどうした、A殿にそっくりだな｣


そっくりも何も……


新｢桂さんこの猫Aちゃん本人です｣

桂｢何だと！？｣

『……お願いだから誰にも言わないで。

出来れば見なかった事にして』

桂｢……心得た｣

銀｢ヅラ、てめー鼻血出てんぞ｣

桂｢銀時こそ鼻血が滝の如く出てるぞ｣

神｢何でこんなロリコンが多いアルか｣

新｢仕方ないよ神楽ちゃん

Aちゃんの可愛さは尋常じゃないって言われてる位だから｣

神｢要はお前のロリコンって事アルな｣

新｢どういう解釈！？｣

神｢アレ？そういえばAいないアル｣

｢｢｢…え？｣｣｣


･

･

･


とりあえず元の姿に戻るまで何処かに隠れておこう。

これ以上誰かに見られたりしたら私のメンタルがもたない←


『はぁ……何でこんな事に…』


そういえばここって真選組屯所の近辺だったような……

……引き返そう。←


土｢あ？何だ猫、か……？｣

『……』


神様さっきからこれはイジメですかそれとも罰ゲームですか私が何をしたと言うんですか←絶賛混乱中))

慌てて逃げようとすると手首を掴まれた


土｢おい待て！何でそんな姿になってんだ！？｣

『土方さん一生のお願いだから見なかった事にして』

土｢いや答えになってねぇけど！？

何があった｣

『実はかくかくしかじか』←

土｢ﾁｯ、面倒な事になってんな｣

『この姿で城に帰りたくないです。どうしたらいいですか』

土｢どうするっつってもな……

じゃあこういうのはどうだ？｣

『？』

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