そよ姫様の小さな護衛人

#33 ページ34

茂｢そよ、A、爺の事を頼む｣

そ｢はい兄上様｣

『分かりました』

茂｢道を開けよ｣


茂々様の言葉で兵士達が左右に捌ける

その間を私は舞蔵さんをかついで通る


茂｢伯父上に話がある｣


そして直後に聞こえたのは定々様の怒号。

鬱陶しい位怒り狂っている


そ｢伯父上凄い怒ってる…｣

『……ああやって偉そうにしていられるのも今だけ。

どうせ全てが終わったらあの人の居場所は牢獄に変わるんだから』

そ｢……Aちゃん｣

『……何』

そ｢こんなこと言うのもあれだけど……

顔怖いよ？｣

『……ごめん』


無意識に顔にも出していたようだ

今はとにかく舞蔵さんとそよ様を何処か安全な所へ連れていかないと…

そんな時、突然爆発する音がした

あれは……船？

一隻の船が燃えていた

何が怒ってるの？

あの人達は無事なの？

次々と不安による疑問が浮かんでくる

また顔に感情が出ていたのか、

そよ様はそんな私の手を優しく握った


そ｢大丈夫だよAちゃん、きっと大丈夫。

だからあの人達を信じよう？｣

『……うん』


今の私にはそれしかできない。

舞蔵さん頑張って、後もう少しだから。

またもや城の方から大きな音がした

さっきの爆発とは違い、何かが落ちたような音

よく見ると屋根の一部が砕けており、

その上に倒れている人がいた。

あれって確かさっきの……えっと……カラス。←

でもカラスのお腹に刺さってるあれって木刀？

ってことは……！

私がはっと見上げると、朝日に照らされて三人の影が見えた


『……良かった』


全部、終わった……！









んー今回適当すぎてクソワロタby作者

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