そよ姫様の小さな護衛人

#27 ページ28

そ｢うまくいったね｣

新｢いや何もうまくいってないッス姫様。

僕ら社会復帰不可能ッス｣

『その時は私が何とかしてあげる』

銀｢Aちゃん結婚しよ｣←

そ｢血ノリで誤魔化せるかドキドキしたけど皆のビックリした顔面白かったね｣

｢｢｢ねー｣｣｣

新｢ねーじゃねーんだよドS三人娘！！｣

月｢姫様これ以上は危険です。

どこかにお隠れ下さい｣

『月詠さんの言う通り、ここから先はそよ様を庇いきれる自信がない

だからお願い、どこかに隠れて』

そ｢お願いします私も最後まで手伝わせて

何も知らなかったとはいえ、爺をここに縛りつけていたのは私です。

爺は私なんかよりずっとここから出たかったでしょうに。

なのに私は何も気づいてあげられなくて、

護ってもらってばかりで……

だから今度は私が爺の力になってあげたいんです。

どんなにはしたないって叱られても｣

神｢そよちゃん…｣

そ｢さぁ早く、伯父上はこっちです｣


しかしそよ様は足を滑らせて階段の手前でこけてしまった

折角良い事言ってたのに…←


新｢姫様ァァァ！？ちょっとォォォコレッ

力になりたいって言った矢先に気絶しちゃったよォ！

完全に殺人現場みたいになっちゃってるよォォォォ！！｣


本当だ、血ノリでよろずやってダイイングメッセージ書いてある←


『これ見られたらヤバいんじゃない？』

信｢バラした方が早い｣

月｢早くないと言ってるじゃろーが！！｣

銀｢アラやだ、私ったらはしたない

アレ…はしたないが遅れてるよ｣

『もういっこく堂もしなくていい』

｢姫様ァァァ！！｣

｢貴様らァァァァ姫様に何をしたァァ！！｣


あ、詰んだ←


新｢大軍が押し寄せてくる！！｣

神｢そよちゃんちょっと待っててネ｣

『舞蔵さんは絶対私達が助けるから』


気絶したそよ様を草むらに隠した


｢国賊めが全員残らず討ちとれェェェ！！

女子供も容赦するなァァ｣

神｢女子供？言ってくれるアル｣

信｢あの主にしてこの臣あり、

つくづく女をナメくさった国｣

｢撃てェェェェ！！｣

『ねぇ、その女子供に私も入ってるの？』

｢え？飛鳥ちゃ…｣


何か気に入らない

さっきまでの躊躇は見事になくなった


月｢ならば止めてみろ。ぬしらが嘲た女を、

護ってみろ、女の涙でかためた虚飾の城を、

その名忘れたのならばもう一度しらしめてやろう。


傾城国崩しに参る｣


うん、少し暴れたらスッキリした←

私子供とかチビ呼ばわりされるの嫌だから。

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