そよ姫様の小さな護衛人

#24 ページ25

沖｢無駄ですよ旦那、また何厄介事に顔突っ込んだか知りやせんがねィ

流石に今度ばかりは相手が悪かったようで

……なぁA？｣

『私に聞かないで』


沖田さん何考えてるか知らないけどめっちゃ悪い顔してる

それに対して神楽ちゃんがキレた


沖｢あり？見覚えある顔があんな

おっかしーな、何で将軍襲った賊にエリート様がいらっしゃるんだろう。

将軍様にチクったらどうなっちゃうんだろうね見廻組。

あっそっかゴメン、んな事しなくてももう潰れたんだっけお前ら、勝手にヘマして｣


ドーナッツを食べながら信女さんを挑発する沖田さん。

……ん？ドーナッツ？


信｢ポンデリングよこせェェェェ！！｣

沖｢そっちィィィィ！？｣

神｢晩飯よこせコルァァ！！｣


沖田さんの股が今にも裂けそうな勢いで足を引っ張る二人。

大丈夫なの、メキメキ音してるけど。


『…にしてもさっきの連中、何だったの…』


城の関係者って感じではなさそうだった

すると信女さんがそいつらは天照院｢奈落｣だと言った

幕臣暗殺は定々様主導の奈落によるものなのが明白だという


しばらくして全員が諦めモードになってる中、外にいる真選組が騒がしくなった

会話から聞くと、喧嘩か？


銀｢うるせェェェェ！！

眠れねーだろクズ共ォォ！！｣

新｢人が明日処刑されるってのに呑気なもんですね｣

『何でこの状況で叫ぶ元気があるのか分からないんだけど』

銀｢お前そのジト目やめてくんない？

銀さん鼻血出るわ｣

『？何で？』

銀｢その首コテンってするのもやめて！！

もう銀さんのライフがゼロになっちまう！！｣

神｢黙れよロリコン｣

銀｢うるせーよゲロイン｣


あーなんかこっちまで喧嘩始まった

私が溜め息を吐くと、扉が少し開く音がした

扉に目を移すと、そよ様が顔を出していた


『そよ様……？』


どうやってここへ……


銀(まっ…まさか馬鹿共が喧嘩してるスキに助けにっ……)

そ｢あのっ、一人じゃ寂しくて眠れなくて…

一緒に寝てもいいですか？｣


この場にいた全員が予想外だったのか、

特に銀時さんと新八さんは目が死んでいた←

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