【銀魂】ドsな最狂少年は、夢主振り向かせ計画をたてます！！総「好きでさぁ！」貴「え」≪ドッキュン≫

127発目 土方side ページ32

俺が仕事をやり終えると目の前には机に突っ伏して爆睡しているAがいた。

まつげ長ぇ…おとなしくしてりゃほんとただの可愛い女なんだけどな。
まぁ別に起きてる時も女らしいけど……

一線ずれてるっていうか……
ま、そんなこたぁどうでもいいか。

俺はAに上着をかけると部屋をあとにした。そして総悟の部屋に行くと____…

《ガラッ》
土方「おい、総………ぁ」
《カコーンカコーン…》
総悟「なんですかぃ？あんまりジロジロ見ないでくだせぇ、呪いが自分に降りかかるんで」
土方「あぁ、そうか、失礼したな……


・


・


じゃ、ねぇだろぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」

戸を開けると暗い部屋でカコーンカコーン音がしてるなと思いきやコイツ、俺を呪う儀式をしてやがった！

総悟は呪いの儀式をやめると手にトンカチを持ったままこちらを向いた。そして、何処か面倒くさそうに…

総悟「なんですかぃ？呪われ中の藁人形、さっさと釘打ち続けたいんですけどねぃ」
土方「も、もしかして時々夜中に聞こえるあの音はテメェか…」

最近、夜に何処からか音がするとは思っていたが……の、呪いの儀式をされていたとは………怖いんですけど。
まぁ、それはどうでもいい…

土方「まぁ、俺を呪う儀式をする暇があったんだ俺の倍以上あったように見えたあの書類は、さぞ綺麗に出来上がってるんだろうなぁ？」

総悟は肩をピクリと揺らすと藁人形に向き直って一言、

総悟「やっぱり今のは幻覚だったんでさぁ。続きやりやしょう」
土方「テメェ総悟ぉぉぉ！！斬る！！」

俺たちが茶番をやっていると…

「十四郎、戻ってテレビでも見てなよ。疲れてるでしょ。ご飯になったら呼んであげるしさ」

と戸の向こうからAの声がした。
Aは戸から姿をあらわすと

“総悟の仕事ならあたしも手伝ってあげるからさ、今日中に出してもらわないと困る書類があるんでしょ？”

と言って部屋へ入ってきた。
まぁ、たまにはいいか、と思い俺は“頼む”とだけ言うと部屋をあとにした。

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