真夏の夜は貴方を想う1【SS】 (ページ20)

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目が覚めた後ページ20

目が覚めるとそこは見慣れない天井だった。

ズキンッーー

痛みを感じて腕を見ると点滴が繋がれていた。

(あれ？病院…？)

「A！良かった…！目が覚めたのねっ…！」

お母さんがいる。

(っ…！私水泳の授業で溺れたんだ…。)

その時、ハッと思い出した。

「お母さん！私どうやって病院に？」

「学校の先生が助けてくれたのよ！
　えーっと、確かサクライだったかしらね？
　そんな名前の先生が電話くれたの。」
　

…櫻井先生だ。

あの時、飛び込んで来てくれたのは先生だったんだ…

「それより！病院の先生を呼ばなきゃ！」

私が混乱していてる間にお母さんが先生を呼んだ。

「うん、特に心配することはないですね。
　点滴をしてるので終わったら家に帰って
　いただいて大丈夫ですよ。」

病院の先生にそう言われ家に帰った。

家に帰る途中スマホを見ると松本さんから
ラインが入ってた。

【大丈夫？お母さんから連絡もらったよ。
　店のことは心配しなくて良いから、
　今日はゆっくり休んでね。】

よかった…お母さん連絡してくれてたんだ。

明日松本さんに謝らなきゃ。

…櫻井先生にも。
　