検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:373,435 hit

吸血鬼が12人 ページ13

少し走るとまぁ、めちゃくちゃ幅の広い階段が目に入った。


降りるしかない。


たん、たん、たん、と階段を二つ飛ばしで降りて行く。


…るす、今も私を探してるのかな…?

なんか罪悪感が…




いやいや!帰るためだから仕方ない。早く出口を見つけよう。



階段を降り終え、再び走りだす。が…

「はぁ、はぁ、はっ、…」


体力が限界なので歩く事にした←


「Aー‼Aー‼」



ち、近くにいる。地味に怖いな、これ。


捕まると絶対そらるさんのとこまで戻されるパターンだよ。




「ねぇ、アンタ誰?」

っ!


背後から急に話しかけられた。


バッと振り向くとそこには赤っぽい茶髪の男性。


めっちゃこっちを睨んできてる。


「あー、3日前そらるさんが連れて来た子か。なんで錠が外れてんのか知らないけど…怪しい行動したらすぐ噛むから」

それだけ言うとスタスタと逆方向へ歩いて行った。


怪しい行動…しないし、そんなの。血を吸われるのだけは本当にやだからね。

てか、さっきの人といい、この人といい、警戒されてるなぁ。



まぁ、当たり前だよね。






もし出口が見つかんなくって、ここで暮らすってなったら私どうなっちゃうんだろ…


みんなに警戒されたまま家事して暮らすなんてまず無謀。

さっきみたいにまた錠で繋がれるか…





"殺される?"




「っ!」


な、泣くな私‼なんでここで泣くんだよ!弱虫か‼


パチパチと自分の頬を叩いても止まらない涙。

少しネガティブになっただけなのに!


「とま…て…よっ…!な…んでっ…!」



拭いても拭いても流れる涙は止まることを知らなかった。

吸血鬼が13人→←吸血鬼が11人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (323 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
773人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 吸血鬼 , そらる
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

留空-るぞら-(プロフ) - リルさん» コメありがとうございます!神だなんて私にはもったいない言葉ですよ(笑)自信を持って、お互い頑張りましょう! (2018年6月14日 5時) (レス) id: 812462b112 (このIDを非表示/違反報告)
リル(プロフ) - 初投稿でこのクオリティ・・・神としか言いようがない!私も最近占ツク投稿始めたんですけど、全然駄目駄目です………。 (2018年6月9日 21時) (レス) id: 2e93d67cbd (このIDを非表示/違反報告)
猫崎 炉斗(プロフ) - ナモカさん» コメありがとうございます!分かります!私も耐えられません 笑 (2018年5月1日 12時) (レス) id: 812462b112 (このIDを非表示/違反報告)
ナモカ - 吸血鬼と生活、我は無理!死ぬ。 (2018年3月29日 9時) (レス) id: 06929f16b1 (このIDを非表示/違反報告)
猫崎よと(プロフ) - 彩加さん» コメありがとうございます!雰囲気が好きだなんて…嬉しい限りです!頑張らせていただきます! (2018年2月27日 2時) (レス) id: 812462b112 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:留空 x他2人 | 作成日時:2017年11月30日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。