チャンピオンロード (ページ20)

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第20話【silk side】ページ20

半分ほどまわった所でマサイと合流。
俺とマサイがGoProを付けて残りのアスレチックをまわる。
あっつい中俺達を撮ってくれてたから、涼みたくて早速次の場所に行く。

ｼﾙｸ「マサイ合流～、次はアレだ！」

ﾓﾄｷ「高ぇ～」

高めの土台からダイブ。
上から見たらまぁまぁの高さ。

『ねぇ、シルクアレやりたい。くるって』

ｼﾙｸ「あぁ、腕振って前回りする感じで飛んでみ。首だけ気を付けて」

『よっしゃ』

自分でも説明アバウトかなって思ったけど、俺の見様見真似でAも綺麗に前宙して飛び込んだ。
こいつ意外と運動神経いくね？
マサイも普通に飛んで最後はンダホ。
クジラでも来たんかってぐらいの水飛沫を飛ばして豪快にダイブした。

ｼﾙｸ「よーし、次のとこ行きましょう。泳いで～！」

ﾓﾄｷ「こっちこっち～」

ｼﾙｸ「早いなあいつ！」

ﾝﾀﾞﾎ「待って登れなーい！」

『マサイ助けてやって』

ﾏｻｲ「任せろ」

マサイがンダホの手を引っ張ってまた体重に負けて海に落ちるな、と思ったらAが救助している背中を押した。

ﾏｻｲ「おい！」

『何してんの』

ﾏｻｲ「お前だよ！」

ｼﾙｸ「マサイ何落ちてんの？」

ﾏｻｲ「チクワが押した！」

ﾓﾄｷ「兄弟喧嘩しないの、もー」

気を取り直して次の場所。
モンキーバーみたいに手だけを使って反対側まで渡るんだけど、意外と低くて手足の長いマサイとAは少しキツいかも。

ﾏｻｲ「ぬぉぉぉっ」

ｼﾙｸ「マサイ！もうちょいだ！頑張れ！」

ﾏｻｲ「あ、」

何せ低いし短い距離だから、マサイの足の長さだと半分ぐらいで普通にゴール地点に足が着く。
そっから腹筋を使って体制を立て直してクリアした。

ｼﾙｸ「そんなんアリか！？」

ﾏｻｲ「アリアリ」

『ずるはいけない』

ﾏｻｲ「お前もほぼ渡ってなかったろ」