i love you (ページ20)

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20）覚えてくれていたページ20

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「....なんか、あっという間だったね。」

「はい、まだ10時です....。」

「....でも、とりあえず、お疲れ様！終わった～！部長に連絡するね。」

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次の日、最終契約

社長さんのせっかちな性格からか

どんどん話が進み、9時から始まった打ち合わせ

10時には終わって、どうせなら京都観光して行け～と言われて、見送られた、、

部長に無事に終わったこと、報告すると

特に急ぎの仕事はないから、後は任せると言う

いわゆる、ご自由に、ってこと。

もともと余裕を持って取ってある夕方の新幹線

チャンミンくんを見ると

「じゃあ.... 清水寺と金閣寺、行きますか。」

そう言って、また意地悪っぽく笑った。

「.......行く！！」

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チャンミンくんに言われるがまま

市内を乗り放題のバスカードを買い

まずは、駅の近くに向かい

お昼には少し早いけど、駅の近くのおしゃれな店に入る。

そこでは、京都らしいご飯が食べれた。

湯葉料理、湯豆腐、抹茶ぜんざい

食後のパフェの濃厚な抹茶ソフトを頬張る。

「おいしい～、このお店入って正解だったね。」

「はい。満足ですか？」

「うん、大満足！」

たまたま通りかかって、このお店に入ったと思ってた私は

チャンミンくんが、わざわざ調べて

ここに連れてきてくれたなんて、知る由もなかった。

それに、パフェを必死で頬張る私を

満足そうに、優しい笑顔で、見てくれていることにも

ぜんぜん、気づかなかった。

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「お腹いっぱい！」

「次は、清水寺行きましょう。」

初めての京都

ずっと行きたかった、清水寺と金閣寺

そこに行けるのはもちろん嬉しいんだけど

あの時、チャンミンくんに言ったわけではないのに

私が清水寺と金閣寺に行きたいと言ったこと

『覚えてくれていた』

それが、なんだかはずかしくて、嬉しかった。

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