ホルモン戦争

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ガサガサッ

貴女「っよいしょ…」


ちょっと買いすぎたかな…


貴女「アイドルへの差し入れってこれでいいのかしら」


そう、私は差し入れにと思い、近くのコンビニへ入りヘルシーな食べ物やエナジードリンクなどを買い漁ってきた


貴女「あぁもう、重いわ！」

JN「大丈夫？」

貴女「へ？…あ、ジンさん」


後ろから突然現れたジンさん
少しビックリしてしまった。


JN「なんか飲み物以外にもいっぱい買って来たようだね笑」

貴女「ええ、まぁ…」

JN「持つよ」


そういってヒョイとビニール袋を奪い取られる


貴女「そんな悪いですよ！」

JN「女の子に重い荷物持たせる方が悪いよ」

なんて爽やかな笑顔で言うもんだからちょっとドキッとしてしまう
美形は憎いわね…
大きい独り言を言ったことに後悔した


JN「結構入ってるようだね、仕事用のストックか何か？」

貴女「いえ、差し入れです、楽屋についたら好きなの選んでください」

JN「うそ！こんなに！？」

貴女「ええ」

JN「ありがとうね、Aちゃん」

貴女「…いいえ」


いつの間にかちゃん付け…
不意打ちだわ



JN「わぁ、ヘルシーなのばっかり！」

貴女「アイドルは体調管理が大切ですから高カロリーな物は控えました。」

JN「…そうだよね…控えた方がいいよね…」

貴女「？…はい」


何故かショボンとしだしたジンさん
何かまずいこと言っちゃったのかしら？
でも事実だし、管理は大事だから

ひょっとして…


貴女「ジンさん、高カロリーな物ばかり摂ってませんか？」

JN「んぇ！？な、なんで分かったの！？」

貴女「話の流れです」

JN「す、鋭いんだね…」

貴女「高カロリーな物ばかり摂られるとお肌が荒れて化粧ノリが悪くなります、控えてください」

JN「うっ…俺の生き甲斐は食事なの！」


全く、困った長男ね
食事が生き甲斐って、そりゃ当たり前でしょ…人間食べなきゃ生きていけないんだから


貴女「はぁ、低カロリーな食べ物なんていくらでも作って持っていきます、だからそれ以外は控えてくださいね」

JN「え、ほんと？作ってくれるの？」

貴女「ええ」

JN「やったー！楽しみだなぁ♪」

貴女「…」


さっきは男前に荷物持ってくれてたのに
今では少年のように喜ぶ
見てて飽きない人ね笑


JN「Aちゃんが来てくれて良かったよぉ〜♪」


そういって楽屋へとルンルン気分で入って行った

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