💫ㅤ圧巻 ページ31
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「そういえば、何がなんでも世界で活躍するってあの子言ってたね」
プログラムに目を通していた浦部が顔を上げ、ぼんやりとプールを眺める財前を見詰めた。
「イタリアの男の為やろ」
「…まだ想ってるのかな」
「織姫と彦星みたいで素敵やん」
簡単に浦部が言葉にすれば、財前は溜息をついた。
2人はそれでも年に1回の逢瀬は許されていた。けれど、七汐と彼は。
プールサイドに現れた七汐に、財前と浦部は嬉しそうに手を振り。
真剣な眼差しに変わる姿に息を飲む。
「そういえば、あたし達あの子の水泳って見たとこない…」
息をすることを忘れてしまった。
それほどに洗礼された泳ぎに、圧倒された。普段の七汐からは想像も出来ない程の強い水飛沫に、スピード。
そして何より、滑らかな動き。
「…っすご」
七汐Aの泳ぎは、見惚れてしまう程。
呆気に取られた財前と浦部は、何も言えずにこちらへと笑顔で手を振る七汐に反射で手を振り返していた。
「ウチ、思い出したんやけど」
「何を？」
椅子へと座った浦部が天井を見上げた。
「あの子、今でもペンダント大事にしとるで」
「……そうなんだ」
好きになったら一直線なのは、プロである彼等によく見られる。
それはどんなに辛い練習も悔しい敗北も、全てを踏みこえ、乗り越えた先の輝きに魅了された紛れもないプレイヤー魂。
代表の座を物にした七汐は、その泳ぎと見目麗しさ。
そして何より、オフの瞬間である朗らかさにファンが胸を射抜かれていく。
「リカちゃん！塔子ちゃん！」
帰り支度を終えた七汐が2人へと駆け寄り、応援来てくれてありがとう！と心から嬉しそうに笑う。
「ウチ、こっちのAのがええな♡」
「こっち？？」
浦部抱き締められ、何のこと？と七汐は財前へと。
財前も肩を竦め、あんま気にしないで？と笑うだけ。
3人で談笑していれば、記者が数人マイクとカメラを持って駆け寄ってきた。
「すみません七汐選手！お時間いいですか？」
財前と浦部をみて、またの機会に…と声をかけようとした七汐に。
当の2人が胸を張って七汐を押し出す。
「ばっちり可愛く撮ってや！」
「あたし達の自慢の子なんだから」
「ふ、2人とも！恥ずかしいからやめてよ」
3人で笑顔で撮ってもらった七汐は、記者からの一言で表情を曇らせてしまう。
「中学生の頃から、人魚姫の2つ名を持つ美少女としても謳われていますが─────…」
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楸(プロフ) - るふさん» フォロリク送らせていただきました！ (8月7日 23時) (
レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 楸さん» え！よろしいのですか…！プロフに飛んでいただければTwitterリンク貼っているのでぜひ…！ (8月7日 23時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» 確認してみたところまだ復活できました!!検索では反映されないと思うので、宜しければこちらからフォローへお伺いします (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» まだまだ書きたかったシーンはあったのですがありがとうございます！占ツク用は削除してしまいまして…特に夢小説の事は一切更新されないアカウントで宜しければお伝えすることはできます！ (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 返信ありがとうございます…！久しぶりに夢小説読んで泣きました(感涙)ぜひ楸さんのTwitterフォローさせて頂きたいのですがリンクから飛べず…アカウントの方は削除されておられますかね？？差し支えなければお返事いただけると幸いです！ (8月7日 1時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2023年6月28日 0時
