🫧ㅤショーケース ページ24
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「いやいや！それってデートやん！！」
浦部の声がホテルに響いた。耳を塞いでいた財前がうるさいなぁと片目をあけ、込み上げる感情に身震いする浦部を鬱陶しそうに見る。
「あの子、めっちゃめかしこんでかんかった？！」
「あー確かに。可愛かったね」
よいしょ、と立ち上がった財前がランニング帰りの服を脱ぎ、タオルを取り出した。
「ウチも素敵な人と出会いたいわぁ」
溜息をつく浦部に財前は溜息をつきながら備え付けのシャワールームへと向かう。
「焦らなくてもいいじゃん。あたしたちまだ14だし」
「せやけど！恋に年齢は関係あらへん」
「はー、いいよねリカは」
ぱたん、と閉じシャワーの音が響いた。
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「変なとこ……無いかな」
ショーウィンドウに映る微かな自分を見て前髪を整える七汐。
不意に悲鳴があがり、人集りの方を見れば困った様に人混みの隙間を縫うように抜けてくる姿。
「フィディオ！」
片手を上げれば、直ぐに気付いたフィディオが嬉しそうに七汐の元へ。
「急にごめん、予定大丈夫だった？」
「うん！フィディオこそ大丈夫？」
「勿論」
さ、行こう！と手を伸ばしたフィディオに七汐は微笑みその手をとった。
スマートなフィディオのエスコート。
それはイタリアの国柄なのかは七汐にはまだ分からないけれど、階段も段差も、扉や車道に近い歩道。
その全てで七汐を気遣うフィディオの行動に、七汐は胸が擽られるように照れくさい。
「着いたよ」
「…ここって」
「うん。君が食べたいって言ってたやつ……あ、もう食べたりした？」
少しだけ落ち込むようなフィディオに七汐は必死に首を左右へと振り、「食べてない！嬉しい！」と顔を上げた。
「ほんと？良かった」
からんころんという鈴音と共に店内に入れば、フィディオを見付けた人達が小さく声を。潜めている声ですら「イタリア代表を近くで見られる」と喜びに溢れていた。
ちらりとフィディオを見上げれば、目があい。
こてりと首を傾げるフィディオ。
「苦手なお菓子でもある？」
「ううん、何でも大好き」
「ならよかった。イタリアと言えば…改めて言われると難しいけどティラミスとか？ボンボローニも美味しいよ」
ジェラートもあるし、タルトもあるよ？とショーケースを指さすフィディオ。
「フィディオのオススメで」
「え？んー…」
ショーウィンドウを覗き込むフィディオを不思議そうに見上げれば、困ったように眉を下げられた。
「実は甘いもの得意じゃなくて」
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楸(プロフ) - るふさん» フォロリク送らせていただきました！ (8月7日 23時) (
レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 楸さん» え！よろしいのですか…！プロフに飛んでいただければTwitterリンク貼っているのでぜひ…！ (8月7日 23時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» 確認してみたところまだ復活できました!!検索では反映されないと思うので、宜しければこちらからフォローへお伺いします (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - るふさん» まだまだ書きたかったシーンはあったのですがありがとうございます！占ツク用は削除してしまいまして…特に夢小説の事は一切更新されないアカウントで宜しければお伝えすることはできます！ (8月7日 11時) (レス) id: f754f3bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
るふ(プロフ) - 返信ありがとうございます…！久しぶりに夢小説読んで泣きました(感涙)ぜひ楸さんのTwitterフォローさせて頂きたいのですがリンクから飛べず…アカウントの方は削除されておられますかね？？差し支えなければお返事いただけると幸いです！ (8月7日 1時) (レス) id: 8aec098e15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2023年6月28日 0時
