本気ではらましてやる。性 教 育編。【鬼滅の刃】

宇髄夫婦の波乱 ページ10

宇髄「今日はキスの次の段階をやる」

『キスの次の段階？』

先日、煉獄杏寿郎が顔を真っ青にして会議にでた

面白がって話を聞いてみると

なんと、奥さんが同衾の仕方を知らないらしい

子供もどうやって出来るのか

本当のことは知らない

あの生々しい男女の営みも

夜のあの甘い声も奥さんと楽しむことはできない

しかも、無理にことに運ぼうとすると

鍛錬だと思って投げ飛ばされたらしい

そんな杏寿郎を哀れに思い

四人目の嫁とはそういうことはないようにしようと

思った矢先に

『子供…？？旦那さんの遺伝子を飲むんでしょ？』

と、奥さんがいつものように

けろっとした態度で言ってのけた為

天元は非常に頭が痛くなった

ちなみに宇髄夫人が言っていることは

作者のリアルの友達が言っていたことである

本当に将来が不安になる話である

そんな能天気な奥さんだが、

天元の一番の寵愛を受けているといっても過言ではない

というか、この奥さん

末恐ろしい程の魔性の性格を持つ。

彼女はよく笑い、なんでも面白く感じてしまう為

色んな人と仲良くできた

それはそれでとても誇らしい長所だが

奥さんはこの先が問題なのである

なんと奥さん、

宇髄「今日、話してた男は誰だ？」

『身内だよ？』

宇髄「……そうか」

人を自分に依存させてしまうのだ

友情でも恋情でも、彼女のために全てを捨てた人間は少なくない

天元もその中の一人だ

彼女が他人と話していると嫉妬でどうにかなってしまう

彼女を少しでも怒らせてしまうと

激しい焦りを伴い、結果的に喧嘩どころではなくなる

そんな奥さんは天元の心をいとも簡単に

虜にしてしまうのだ

『旦那さん…嫉妬した？』

宇髄「う……」

そんな奥さんを抱きたいと思わない訳ないだろう

やっとの思いで手に入れた女を

そのままにしておきたいと思うほど

天元は聖人ではなかった

むしろ、その首筋に沢山噛み付いて

翌日に声が枯れるぐらい散々、甘い声を出させて

もう他の男をみだりに誘惑しないようにさせたい

そんなことばかり最近は考えてしまう

『ふふふ…旦那さんって可愛いところがあるよね』

宇髄「……可愛いは余計だ」

『ほら！可愛い！』

でも……押し倒そうとすると

どうしてもそのつぶらな瞳に後ろ髪を引かれる

菜の花みたいに小さい彼女が

なんだか壊れそうで壊れそうで。

『キスの次の段階って？』

宇髄「………こうやって二人で寝ることだ」

そうして天元の眠れぬ夜は続くのであった

いかがわしいプレゼント！→←煉獄夫婦の波乱

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す