本気ではらましてやる。性 教 育編。【鬼滅の刃】

キスの次の段階 ページ13

宇髄「今日はキスの次の段階をする」

『次の段階？』

宇髄「そうだ」

まだ日は高いところにあった

窓から差し込む光は木漏れ日を貰っており

ゆらゆらと優しくこっちにあっちにと

行ったり来たり。

まどろみを持ち込んでくれる時間帯だった

そんな中、布団の上に乗っけられた小さな体は

まだ汚れを知らなくて、純粋そうにみえる

白い腕にはキスマーク一つなくて

その長い睫毛の下に覗く瞳は

夫婦で布団の上にいるというのに

営みを知らないからか、純粋な光があった

宇髄「いつものキスは」

後頭部を優しく包み込んで

桜色の唇に口づけを落とす

片手で事足りるほどの小さな顔である

こんな小さな口にやってほしいことはたくさんあるが

とりあえずは

宇髄「こういう優しいやつだが」

『は、はぇ…』

その先に行くのが大事である

彼女の唇は飴みたいに甘かった

一つ口づけを落としただけで

りんご飴のように真っ赤にいろづいていくものだから

たまらなく可愛くて、

もう一回その唇を味わいたい

そんな欲望ばかり出てきて

その唇を食らうように。

宇髄「長いキスっていうのもある」

つい天元はその初々しい反応に

理性が少し崩されてしまって

彼女に体重をかけながら唇を重ねる

彼女の息が熱い吐息に変わっていくのがわかって

背中に回された手に力がこもった

その変化はドロドロに溶かしてやりたいと思うには十分で。

天元はつい、本気になってしまった

『い…いき……が』

途切れ途切れに話される言葉が

あまりにも可愛らしくて

少なくとも快感を味わってくれているということが

分かってしまう。

酸素が足りなくなって

途端に視界がくらくらし始めて

無性に天元の体温が恋しくなる

苦しい、苦しいのに。

離れたくなくて。

でも、クラクラして

酸素が足りなくて。

『んぅ』

そんな時に飴みたいに甘い彼女の口を味わいたいと

天元が舌を忍ばせた

感じたことのない味に

奥さんは自分が支配されるような気持ちになって

ぞく、と背筋に電流が走るような気がした

その頰が別の色味を持ち始めて

さらにくらくらと、視界が揺れていくのがわかった

体の中が熱くなって

なんだか、なんだか。

ふわふわして…

『あ……』

宇髄「あ」

奥さんの頭が大きく後ろに傾いた

その小さな口からは透明な糸をひいていて、

呼吸は荒く返事はない

急いでとなりの部屋に駆け込んだ

宇髄「やばい！やりすぎた！！」

煉獄「……あ」

宇髄「お前もか！！」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←いかがわしい薬

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す