本気ではらましてやる。性 教 育編。【鬼滅の刃】

いかがわしい薬 ページ12

『これは何でしょう？』

時透「君、バカなの？絶対口にするなよ」

『つ、冷たいですね……！！』

真っ白な部屋ってどこか不気味だ

暗い部屋だとそこに何かがいる可能性を考えてしまうけれど

真っ白な部屋だとそこに何もないという孤独を感じてしまう

そんな部屋にふっと現れた二人がいた

一人は黒髪をたなびかせ、その先に霞みがかった青を見せる男

もう一人は柔らかな髪で肩まで伸びる可愛らしい女だ

二人の目の前にはある薬が置かれている

御察しの人はようこそ。

分からない人はゴーホームである。英語が苦手である。

この薬、一個前の話でも飲んでいたものである

怪しげな光はそれ故に魅惑の光を放っていて

好奇心という好奇心に火をつけていく

顔を輝かせた奥さんを察知して旦那さんは釘を刺した

『でも飲まないと出れませんよ？』

時透「チッ………」

『舌打ち！？』

こういうのは大体どんな技でも出れない神仕組み

炎柱をこの部屋に入れた時は

煉獄、を放ったがビクともしなかった

ある意味最強の敵である

奥さんはそういうのを察してか

その薬に手を伸ばしたが

時透「飲むな！！」

旦那さんに怒鳴られてしまい思わず身がすくんでしまった

『……これ、でも二人で飲まないと…』

時透「…………じゃあ、僕が18本。君は残りね」

旦那さんはそういうと部屋の隅までいって

その薬を一つ、一つ、飲み始めた

恐ろしいスピードである

奥さんも残りを恐る恐る口に運んだ

時透「結構………きついかな」

『ふ………ふぅ……』

そこら中に散らばる瓶が物語る

この二人、相当な数を飲んだのだ

『だ…旦那さん………』

奥さんがそのたどたどしい声で旦那さんをよんだ

心の奥底から求めるような声にくらくらする

自分の中の欲望が真っ赤に腫れていくのを感じて

旦那さんは必死に耐えていた

『ふ……ふわふわする……ふわってぞくって……』

時透「わかったから」

『旦那さん……私に……』

時透「少し黙っててくれる！？」

声を荒げてしまう旦那さん

その声にはどうしても食べてしまいたいという欲の色が隠れていた

奥さんはその怒鳴り声に驚いて

思わず涙をこぼしてしまう

普段は中々泣かないのに。涙腺が緩んでるのかもしれない

『ご…ごめんなさい…』

時透「っ！！！！！」

旦那さんへの攻撃力は大である

色づいた頰に誘われながら

頭の中で散々めちゃくちゃしつつ

旦那さんはただ奥さんにキスをしただけだった

旦那さん、ナイスファイトである

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