本気ではら .ましてやる。【鬼滅の刃】

いや、まじで、犬派なんですが。 ページ26

リクエストありがとうございます！

『…………』

胡蝶「…ほんとすみませんねぇ」

『…………』

胡蝶「なぜかよく分かりませんがこんな風になってしまって」

『…………義勇さん』

冨岡「なんだ」

『その…離れて貰えませんか？お客様の前ですし』

ゴロゴロと喉から響く特殊な音

膝を見ればハイカラな模様と

旦那さんのすこしもさっとした髪…

腰にまとわりつく手の力は強く

離れることすら一苦労

どうしてこうなったのだろうと

旦那さんの頭を撫でておもった

胡蝶「まさか猫耳が生えるなんて…それに尻尾も」

『楽しんでませんか！？しのぶさん！』

大きな真っ暗な耳は内側まで真っ暗である

にこにこと楽しそうに笑ったしのぶは

誰にも懐かなかったくせに

奥さんの前になると分かりやすく甘え始めた義勇を

とても面白く思っていた

こうなっては義勇は動かないと

堪忍して奥さんは義勇の甘えに応じる

胡蝶「私、邪魔者ですね」

義勇の帰れという目線に答えて

しのぶは席をたつ

お見送りをと思って立ち上がろうとすると

強く裾を掴まれて転んでしまった

『ぎゆうさん！！！』

大きな耳がピンとたつ

その感触はとても柔らかなものであり

気を抜いたらずっと撫でてしまう

尖った爪を立てられた裾はすこし破れており

そこからは真っ白な足が覗いた

冨岡「あいつなら大丈夫だ」

『あなたが大丈夫じゃないんですよ！？』

強請るような尻尾の動きを見て

はぁぁぁ…と大きくため息をついた

仕方がないといったふうに

体勢を持ち直して膝をぽんぽんと叩くと

そこに義勇が突っ込んでくる

うっ！と大きな衝撃をお腹で受けながら

その柔らかな頭を撫でてあげた

冨岡「A」

『なんですか？』

その長い髪をきらりと光る爪に引っかける

愛しい人の顔を眺めるこもができる上に

膝枕をしてもらって頭も撫でて貰えるとは

猫も捨てたものじゃないなと義勇はおもった

冨岡「この姿で押し倒したらどうなる？」

『殺しますよ？』

冨岡「それでもいい」

『ちょっと！？本気で殺しますよ！！』

奥さんの柔らかな肩を押すと

いとも簡単に形成逆転する

絹のような髪が畳に散らばり

下を見れば愛おしい奥さんが睨みつけていた

優しく着物の裾に手をかけて

隠されていたその足を晒していく

奥さんの必死の抵抗も知らず

義勇は無理矢理、唇を奪った

その後奥さんは、その時の義勇はいつもの数倍は長く

いつもの数倍は激しかったと泣きながら語る…

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