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獅子王、推して参る ページ20

『獅子王さん、獅子王さん』

獅子王「んー?」

『ししっ!おうさん!!』

夜、大抵このお天道様が見守らない時間帯は

良くない事が発生する

足を搦めとるような夜風は

審神者の気力と体力を奪い

眠気をどっとふりかける

暖かな布団が魅力的な雰囲気をか持ち出したが最後

審神者は夢の世界の列車の中だ

そんな審神者に正常な判断など出来るはずなく

ましてや人を疑う事を知らない審神者が

夜、獅子王が乱入することを防げるはずが無い

獅子王「主、あるじ」

『何処を触ってっ、いるのですカァァ!!』

獅子王「主、知らないのか?刀剣男士は審神者の肌を触るのが嫌なんだ」

『ん、?まぁ、知っています…けどっ』

獅子王「だから、これは何らおかしな事じゃないと思うぜ?ブラック本丸なら」

そうだろう、欲に焦らされ乾いた声が

審神者の白い肌を伝い、そっと唇に近づく

腰がふわりと軽くなるような感覚と

背中を恐ろしく揺らす甘い刺激に

審神者は思わず目を瞑った

そう、ブラック本丸なら。ブラック本丸なら。

審神者はそのセリフを言われれば従うと

この本丸での暗黙の了解を乱用する獅子王。

その鍛え上げられた細い角ばった手が

審神者の膝をゆっくりと掴み、そして両足を広げさせる

『え、やです』

驚いた審神者が勢いよく足を閉じようとしたところ

すかさず間に入った獅子王。

これで完璧に押し倒されている、という状況が出来上がったわけだ

獅子王はたまらないと言ったように口角を上げて

信じられないほど、色っぽい手つきで審神者の太ももを撫で回した

膝裏から足の付け根まで触れるか触れないかの距離で

優しく丁寧に、しかししっかりと欲を含んだ手に

思わず審神者は緊張してさらに縮こまってしまう

『…え、あ。まって、いや…』

獅子王「いや?」

『いやらしいですよ!!!』

審神者、渾身の大声である

その細く折れそうな腹からどうやって出たのか分からないほどの

耳がつんざける程の高い声。

獅子王もあまりの大きさに怯んでしまって

少し後ろに下がってしまう

寝静まった夜は大変落ち着いていて

それでいてよく声を反響させる

本丸全体が揺れたのではないかと錯覚させる程に

声が反響して聞こえた

ここまですれば、本丸のみんなが黙ってない

長谷部を筆頭にぞろぞろと似たもの同士の狼達が集まってきた

そして、綺麗に笑ってそれから一言…

一期「いいですか、獅子王殿」

「「「「お覚悟!!!」」」」

If バッドエンド→←ラッキーハプニング…?



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アオバ(プロフ) - さ、審神者さん!私もハグが嫌いです!!!さあどうぞ抱き締めてくださi((( (2022年9月22日 0時) (レス) @page22 id: 106335cad0 (このIDを非表示/違反報告)
美輪(プロフ) - 更新お待ちしております!この作品が好きなので (2019年7月26日 16時) (レス) id: 37b1c59c41 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - ぅあ、ぁぁァ、ぁ!!?好き、しゅきやぁ!もろタイプ!!お気に入りにポチッとしときますね! (2019年6月12日 23時) (レス) id: 1036fcd1e5 (このIDを非表示/違反報告)
818猫(ユキ)(プロフ) - 審判者ちゃん養い隊を作りたい。審判者ちゃんのお兄さんの本丸を気になるうううう!!!バッドエンド?こういうバッドエンドは大好きよ!!!これからも応援してます!! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 5859714bef (このIDを非表示/違反報告)
リセ - 最初の概要の皆「「「「いよっシャァァァ!!!!」」」」で地味にツボをつかれたw (2019年3月27日 16時) (レス) id: 16d5f3a9db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきぽん | 作成日時:2019年1月27日 14時

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