極秘任務、"性 教 育" 【刀剣乱舞】

ラッキーハプニング…？ ページ19

『ひぃ…ぁぁぁあああ！！！』

白く優しげに体に纏う湯気の中

薄く緑に色づいた露天風呂に肩まで浸かった

可愛らしい審神者が

その高い声を喉から張り上げた

白く日焼けを知らない肌は暑さにやられて

いじらしいほどに薄紅を灯していた

髪が濡れていていつもより色っぽく

真っ赤に色づく頰は食べてしまいたいほどだ

審神者は一枚だけバスタオルを引っ掛け

長い廊下を走り回り大広間へと向かう

『だっ！！！誰ですか！？！？お風呂に怖い人形を置いたのはぁぁぁ！！！』

はっきり言おう、おいお前らそこ代われ、オラァ。

大広間、優しい月光さえ入る事を許されない

そんな大事な会議の中

襖の清々しい音と共に姿を現した審神者に

刀剣男士一同、目をギラつかせた

風呂上がり、その紅く色づく美味しそうな肌に

一枚だけバスタオルがもったいぶったように

巻き付けられているその色気となんの。

しっとりと張り付く髪が水滴を零し

その水滴がゆっくりと鎖骨を伝い

バスタオルの谷間へと吸い込まれるその

一つ、一つの行為さえ喉を鳴らす

ごく…と不安げに鳴らした欲の色に

刀剣男士は正直興奮していた

何より誰一人として羽織をかけないあたり

眼福としか思えていない

鶴丸「すまない、それは俺がやった」

すかさず涼しい顔で言ってのけた鶴丸

その黄金の瞳の奥にフツフツと燃える欲の炎に

審神者は気づいていないのだろう

今、彼の頭のなかでは審神者は大変な事になっているというのに。

『ゆっ！許しませんよ！』

鶴丸「すまない主！でもどうか、お仕置きハグだけはやめてくれ！！」

『ハグ？ハグですか！？やってやりますよ！！そこに直りなさい！』

審神者が声を荒げるたびに

バスタオルがずり落ちそうになり

その白い肌がゆっくりと露わになっていく

バスタオルの最後の意地で持っているものの

もう少し落ちれば床に落ちてしまう

そうすれば皆が恋い焦がれた審神者の全てが

あられもなく曝け出されてしまうのだ

三日月「すまないな、主。実は俺も共犯なんだ」

鶴丸「なっ…！！」

三日月「抜け駆けは許さん」

そうなって仕舞えば我先にと次々にイタズラを名乗り出るものがでた

その白い肌を近くで味わえる絶好のチャンスに。

『いいですか！？全員、ハグ後おやつ抜きですからね！！』

私が着替え終わるまで待っていなさい！

その一言に絶望の底へ叩きつけられた刀剣男士

流石、ブラック本丸の審神者。といった所だろうか

獅子王、推して参る→←手紙の続き、ほんわか本丸編

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