極秘任務、"性 教 育" 【刀剣乱舞】

プロローグ ページ1

私は、大変厳しく刀剣男士に当たっている

もうそれはブラックだと言われてもおかしくないほどにね！

『一期さん！私が疲れたので膝枕をしなさい！』

一期「そ、そんな…」

ほら、見ましたか？あの一期さんの震えを！

恐ろしくて肩まで震えているじゃないですか

これは完璧に怖がっていますね

鶴丸「主！なんて事を…！！」

『恐ろしいでしょう！貴方もしてあげますよ！』

鶴丸「おぉー…怖い怖い」

思わず顔を晒して震える始末

どうですか、この非道！

一期さんも震え上がっていますね！

『今日は怪我をしてきたらしいですね！？』

薬研「おー…すまんすまん」

『許しませんよ！！！代わりにこのおかずを食べなさい！』

薬研「そんな…！！大将…」

『私の好きなおかずですよ！！どうです？情けをかけられる気持ちは！！』

やはりこれには恐れおののくであろう

その場にいる全員が顔を見合わせて

静かに声を殺していたのですから！



事の発端はだいぶ前

小学生の頃に嫌いな食べ物を

そーと、隣の子のお皿にのっけた事だった。

そこから私は非道を働くようになり…

宿題は出席番号を間違えて書いたり

席替えで黒板と遠ざけるように友達と席を交代したり

もうそれはそれはめくるめく極悪ライフ。

これは歴史に残る、ブラック本丸誕生です




こんのすけ「皆さま、新しい審神者様はどうでしょうか？」

薬研「…純粋過ぎじゃぁないか」

鶴丸「面白くて実にいい！」

山姥切「…可愛らしいと思うぞ」

こんのすけは嬉しそうに

しかし何処か遠くを見るように笑った

彼女いわく極悪のブラック本丸、と

称される割には

頰に触れる風は柔らかで

ふわりと優しさを含んでいるようだった

なぜ彼女がブラック本丸を目指しているかと言うと

"ブラック本丸の引き継ぎをお願いします"

という一言の勘違いから生まれた

ブラックだった本丸を正常に戻す、と理解したのではなく

ブラックな本丸のままでお願い、と理解したのである

確かに引き継ぎとは受け継ぐという意味。

そんままブラック本丸を続けてね！

という意味に取れなくもない

こんのすけ「しかし、審神者様は時に20を超えました。そろそろ跡継ぎの事を考えなくては」

三日月「跡継ぎ？」

こんのすけ「審神者様は大変優秀でおられますからね。審神者の能力は遺伝がほとんどなのですよ」

鶴丸「だが、主は子作りなど知らんだろ」

こんのすけ「ですから…性 教 育を」

その時、歴史が動いた…！

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