2 染み ページ2
「魔力量も少なく、ランクも上がらない時期が続きましてねぇ。仕方がないから優秀な方の下で修行させれば、少しはマシになるだろうと思いまして、元13冠のアムドゥスキアス様の元へ行かせたのですが･･･音楽家になるなんて言い出しましてね。」
「はぁー、ゴモリー家の長女として恥ずかしい限りですよ、まったく。結局、ランクも
「この子がバビルスで教鞭を取っているというのが不思議に思いますよ。出来損ないのくせに、人様のお子様方に教えを解くなんて･･･。」
「サリバン公には
＿＿＿＿＿＿＿＿バシャ
髪から水滴が滴り落ち、白いシャツがワインの染みで赤くなっていく。
『どうやら酔っていられるようですね、お父様』
ワインをかけたのはA本人でだった。
「なっ、な」
何が起こったのか理解できていないようだ。口をハクハクさせている。
Aは何事もないかのように続けた。
『サリバン公は現13冠で三傑のお一人。例えお父様でも、今の発言は不敬にあたると見なされますよ。』
『それに私の大切な方でもあるので、そのような発言は慎んで頂きたいですね。』
怒りで顔が赤くなってきている父を横目に、呆気に取られているツムルとダリを引っ張って行く。
『では、お父様も着替えなければならないと思うので、私たちはこれにて失礼させて頂きます。』
怒りで喚いている父を背に三人は会場から離れた。
『お見苦しいところをお見せして申し訳ありません。』
会場を出たのち、Aは二人に謝る。
「いつも･･･あんな感じなの？」
『あれに近い感じですね。今日は一段と熱が入っていたようですが。』
静かになる。視線がいたたまれない。
『大丈夫ですよ、慣れているので。それよりも、せっかく来て頂いたのに不快な思いにさせて申し訳ないです。』
「そういう問題じゃ＿＿＿＿＿＿「お姉ちゃん！」＿＿」
『すみません、少しミアと話してきますね。』
そう言ってAは二人の元を去っていった。
＿＿＿＿＿
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ヒヨコ(プロフ) - SATUKIさん» 初コメありがとうございます！！ そう言って頂いて嬉しい限りです🙇 こまめに更新とはいきませんが、最新刊が出るごとに必ず更新しますので、応援よろしくお願いします😊😊 (2月27日 2時) (
レス) id: 86aab71ae2 (このIDを非表示/違反報告)
SATUKI - 初コメ失礼します！昨日この作品を見つけさせていただき今さっき、最新話まで読み終わったところなので感想を書かさせていただきました！めちゃめちゃ好みの作品なので、よかったら最新刊が出たらまた書いてくださると嬉しいです！素敵な作品をありがとうございました! (2月23日 18時) (レス) @page46 id: 4bb6778033 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ゴリゴリ楽しみにしときます！！ (10月21日 0時) (レス) @page36 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 寝子／猫さん» お楽しみに😎 (10月17日 12時) (レス) id: 025ddae4e2 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - ､､､もしやミアちゃん､､､いい子やったんか！！大丈夫や！きっと作者がなんらかの手を使って倒してくれるはずや！！(？？？？) (10月17日 2時) (レス) @page30 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコ | 作成日時：2023年10月4日 15時
