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15.人間違え ページ15
Aは思った。
また、人間違えをされているんじゃないかと。
きっと、ポッターという人と自分があまりにも似ているから。
「すみませんが、私はポッターではありません。ジョーンズです。何もしないからお願いです。どうかコレを外していただけませんか？」
そう言った瞬間だった。
突然目の前が光り出し、その光がおさまると、手枷がカシャンと、音を立てて地面に落ちた。
「魔法を弾き飛ばした…？」
「まさか君は、あの『アリス』なのか？」
二人の言っている意味がよく分からない。
「私は、ポッターでもアリスでもありません！A・ジョーンズです！！！」
と言った瞬間、自由になったA手首を誰かが掴んだ。
「ぼけっとするな。こういう時は走って逃げるのが常識だろうが。」
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作者名：ナッツ | 作成日時：2018年5月4日 21時
