今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:6,062 hit
小｜中｜大
2.帰り道 ページ2
今は真冬
Aは寒さのあまりマフラーを口元まで巻き巻きにし、手は制服のポケットに突っ込んで歩いていた。
いつも通り、友達と寄り道をしながら下校し、空にはもう太陽がなく、代わりに月がいた。
寒くて早く家に帰りたかったAは早足で家へと向かって行った。
いつも通り公園をつっきる近道をするのだが、ベンチにはいつもイチャイチャしてるカップルがいて、
若干Aにリア充してます♡という自慢のオーラを発していた。
もちろん、横目でチラッと見るだけでガン無視しているが。
やっぱり、今日もそのカップルがいて
「寒いね、」
「うん、でもロンの手あったかい♡」
なんて、やりとりをしていた。
早く家に帰ってあったまればいいのにな、と思いながらAは、そのカップルの前を通り過ぎて歩いた。
テクテクと歩いていると、違う道から白髪の若そうな男の人がAが歩いていた道に合流してきて、そのままAの前を早歩きで歩いていた。
カランっ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナッツ | 作成日時：2018年5月4日 21時
