これからも、ずっと。3 (ページ31)

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A｢……すみませーん｣

面接の日はあっという間にやって来た

早速外装からオシャレで小汚い私なんかにはまるで場違いなお店のドアを開き、スタッフさんに声をかける

？｢はーい。どうなさいました……か……｣

作業中でよく見えなかったスタッフさんがこちらに顔を向けた瞬間気づいてしまった…………

A｢えっ！？！？健人！？！？！？何でここに！？｣

健人｢しーっ！！声デケェって…それは俺のセリフ｣

健人｢取り敢えず、来て｣

健人に連れられるままに裏に

健人｢店長！面接の人、連れて来ましたよ｣

ドアを開けそう言った健人の先に見えたのは

？｢おお！来た来た！Aちゃんだよね？｣

A｢あっ、はい！｣

？｢僕はここの店長の知念侑李です！よろしくね？｣

A｢ち、知念さん！！よろしくお願いします！！｣

知念｢そんな固くならないで大丈夫だよ！笑｣

なんて素敵な店長さん……見た目も若い……

健人｢……｣

私はその時そこに健人がいた事は緊張や焦りで忘れていた

その後、面接を進めると即採用してくれた知念さん

こんな綺麗なお店で、素敵な店員さんに囲まれて

初のバイトが出来るなんて……幸せだ

知念｢……では！今日は以上になります！！これからはHoneySweetのスタッフとしてよろしくねー！！｣

A｢はいっ！！精一杯頑張らせて頂きます！！｣

『じゃあねー♪』とドアの前で可愛く手を振る店長に軽くお辞儀しながら帰路につく

それにしても……健人働いてたんだ……

健人｢Aっ！！！｣

さっきまで仕事していたはずの健人が駆け寄ってきた

A｢えっ！？まだ仕事中じゃ……｣

健人｢店長に頼んで今日は早めにあがらせてもらった｣

A｢別に……そこまでしなくてもよかったのに……｣

健人｢いいの。こうやって2人きりで話せる時間少ないし？｣

まあ、言われてみれば2人きりはない気がする

健人｢……で。なーんで店長と話してる時あんなに顔赤くして照れてたのかなー？｣

A｢え、見てたの？｣

健人｢見てたけど？しっかりとね｣

A｢いや……ほら！！私こうあんまり男性と話すっていう機会……少ないからさっ！どう接したらいいかわかんなくt｣

健人｢俺も男ですけど？｣

……そう言われればそうである