■Candle...4 ページ4
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翌日、コンサート明けということもありオフ日だった。
昨日の酒のせいで俺は昼過ぎまで寝ていて
重い体を起こすと、スマホに着信。
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涼「もしもーし。」
((あ、俺。))
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涼「あ、オレオレ詐欺は間に合ってるんで……」
((バカ野郎、有岡大貴だっつーの。))
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涼「大ちゃん、あのさ……声デカい。俺、二日酔いなのよ。」
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((だろうと思った。あのさ、話したいことあるから
家、行っていい?))
・
涼「どうせ来るなって言っても来るんだろ。」
((せいかーい!じゃ、一時間後に行くわ。))
・
話って何だろう。
顔を冷たい水で洗い長し、目を覚まし
ずっと見ていなかったポストの郵便物を取りに行く。
・
たまりにたまったチラシに新聞を
ごっそり抜き出すと、一番上に白いお洒落な封筒があった。
・
手に取れば、俺が知らない男の名前と並んでいるAの名前が
すぐに目について、中身を見なくたって何となくわかり、
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大ちゃんが話がある、って言ったことも察しがついた。
・
きっと、大ちゃんのところにもこれが届いていたんだろう。
おそらく、メンバーにも報告がてら届いてんだろうな。
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大「あ、俺のこと待ちきれなかったの?」
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涼「バーカ。ただ、郵便物の確認してたんだよ。
つーか、話って……これのこと?」
・
大ちゃんは分かりやすい。
大きく瞳を見開いて、苦笑いして困った表情を浮かべて。
・
涼「まぁ、変に知らされないよりはましだよ。」
・
精一杯の強がりの言葉を俺は口から出した。
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おんぷ(プロフ) - みなさん、たくさんのコメント本当にありがとうございました!超短編だというのにたくさんの人に読んでいただけて、お星さまも赤く染まり作ったかいがありました。また、新作を作った際にはお知らせさせていただきます。 (2014年8月23日 17時) (レス) id: 2205e33a70 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ゆいぷうさん» おんぷの作品の中でプレイリストでまとめてありますのでぜひ見ていただければと思います。 (2014年8月23日 17時) (レス) id: 2205e33a70 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ゆいぷうさん» 返事遅くなってごめんなさい。おんぷの小説を大好きと言っていただけてとてもうれしいです。涼介君のお話だと貴方の隣に行きたくて。や、俺の専属メイト゛ちゃん、あとは曲を元にした作品もあります。 (2014年8月23日 17時) (レス) id: 2205e33a70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいぷう(プロフ) - 私、おんぷさんの小説が大好きです。おんぷさんの小説のなかで山田涼介くんのってgame start 以外に何がありますか? (2014年7月30日 0時) (レス) id: 2a53dcb5cc (このIDを非表示/違反報告)
ミルウ(プロフ) - 100票目のお星様押すことが出来て嬉しいですw僅かな文章でもおんぷさんの凄さが伝わって来ます(●´ω`●) (2014年7月5日 23時) (レス) id: 18d4cddb2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2014年6月20日 1時