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恋のライバル宣言 ページ13

「俺の所有物なんだ。飲んでるに決まってるだろ。」


サスケは一定して同じ表情のまま答えた。


「ええーっ!?じゃあAってサスケと間接キ…」


私が突然背後から口を挟んできたナルトの口を無言で手で抑えると、いつの間にかサスケの隣にいたサクラが不服そうに嘆いた。


「しゃーんなろー!なんですって!?サスケくんとAが間接キス〜!?先を越されたわ!!」

それを受けて、言葉にならない悲鳴と共に私は思わず手に持っていた水筒を落とした。

「気にすること無い、こんな事はよくあることだよ。落ち着け、冷静になれ、私。」

ムグムグと苦しそうにするナルトの口をなおも抑え続け、水筒を拾うと呪文のように落ち着け落ち着けと私は自分に言い聞かせながらぐるぐると円状に歩く。

「煩い…。だが、もっと男慣れしてると思った。」

そう言うサスケに私の手を逃れたナルトとサクラが大きく頷いた。

「そうだってばよ!!Aってなんか凄ぇ情熱的って感じだったからこれくらいわけ無いと思ってたってばよ。」

「しっかしそれを言うならサスケの方こそ、女子にファンクラブなんか作らせておいて何言ってるんだか。内心何考えてるか分からないなぁ…。」

「フンあんなの邪魔なだけだ。」


「にしてもサスケって見かけよりずっと話し易いよね!正直、ここまで会話が続くなんて思わなかった。」


「…お前には興味がある。俺が強さを求めているから。ただそれだけだ。」

「かっこいい!!」


サクラが拳を顎に持っていき、目を輝かせた。


「恋する乙女は大変だなぁそんなのより大人に媚びた方が得するのに…」


私はクナイを指に引っ掛けて回した。


こうすると”賢く”見えるとナルトが教えてくれたのだ。


「…媚びるのが上手いのはAの顔立ちのおかげよ。」


「確かにな。それに口がうまい。」

「まるで魔法だってばよ…!これだけはサスケに同意してやる。」

「そんなことないって。私だって額が広いし…。」

「確かにそうだけど、私達似たような色の服も着てても私がAの隣に立つと、私は安っぽくって、Aは華やかで…なんだか引き立て役みたいに見えるわ…。今は負けてるかもしれないけど、これからはサスケくんをかけてライバルになってやる!そして勝つのは私よ!!!」

「ライバルに選んでもらうのは光栄だよ?でもサスケはサクラに譲るよ。」

「やったあ!!サスケくんをゲットよ!!」

サクラは自分の肩をサスケにすり寄せた。

意味ありげな言葉→←青い水筒



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Caesar(プロフ) - マスラさん» コメントありがとうございます!なかなか更新出来ないのですが応援してくださる方がいると思うととても嬉しいです! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
マスラ - とても面白いです!続き楽しみにしています。お忙しいとわ思いますが、更新頑張ってください!(*^_^*) (2018年11月6日 16時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - ありがとうございます!!学生なのであれこれ大変ですが更新がんばります! (2018年9月10日 7時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2018年9月10日 3時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
Caesar(プロフ) - 深雪さん» コメントありがとうございます!!この所旅行に行ってて更新出来ませんでした。すいません!!頑張って進めるようにしますね! (2018年8月18日 19時) (レス) id: 0b14e887c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:julius | 作成日時:2018年1月1日 1時

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