夜の店で清掃員始めたらイケメンと友達になった【五条悟】

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五「い、いや、いないよ？なんで？」




本当にさ！急になに？！めっちゃ声上擦ったじゃん！
でも、恋愛に興味皆無なAちゃんがなんでそんなこと急に…？
好きな人でもできたのかな
それで相談がある…とか？いや、それは流石に…




はっ！もしかして…僕のこと好き…とか？
いやいやいやいや絶対無い！じゃ無いとこんな普通に聞いてこないでしょ！
するとAちゃんはのほほんと答えた





『んー、普通に気になっただけなんですよね…五条さんすっごくカッコよくて優しいから彼女さんいるかなーって。でも、彼女さんいたら私のこと構ってたらダメだと思って…』





あー、優しすぎるよAちゃん…
しかも、すごくカッコいいって多分無意識で言ってるんだろうけど好きな子に言われたら意識しないわけがない…



『それに、なんか、友達と恋バナしてみたかったんですよね』





理由もいちいち可愛すぎる…
そんな可愛いAちゃんの質問に対する答えを頭の中から絞り出す




五「う〜ん…そうだね…」




五「好きな子ならいるよ」




それはもちろんAちゃんのこと。でも、Aちゃんは




『どんな人ですか！？』




なんて、目を輝かせて聞いてくる




五「すっごく家庭的で、優しくて、笑顔が素敵な子かな」



まぁ、まだ片想いなんだけどね。と付け加えてみる




『すっごくいい人ですね…』




そう言いながら僕の方を見てくるAちゃん…
やっぱり自分のことだってわかってないみたいだ
それに、その顔は僕が知っている顔。「五条さん可愛い〜」って思ってる顔
僕だけ言うのも恥ずかしいし！こうなったらAちゃんの好きな人聞いてやる



五「カナメちゃんはさ、好きな人…いるの？」




『好きな人いないですね…う〜ん…』



そう言って考えるAちゃんは本当に思いついてないっぽい
正直安心した
勝手に安心していると、僕の心に響きまくる一言がきた



『五条さんみたいな優しい人と付き合えたら幸せなんだろうなぁっては思います！』



僕の顔は今、茹で蛸みたいに真っ赤だろう
自分の好きな人にこんな告白みたいなセリフ吐かれて赤くならない男なんている！？




『五条さん、好きな人と両思いになれるといいですね！』




あぁ、もう…もっと好きになってしまう…
彼女の純粋さ…優しさが眩しすぎて、僕は平静を装うのが精一杯だった

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