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1日入院して、次の日退院した
五条さんに抱きしめられて泣いたあと、私は眠ってしまったようで
再び目覚めたのは朝だった
私が寝ている間も、五条さんはずっとそばにいてくれていたようで、起きた時、隣に座って眠る五条さんがいた
人の腕の中で泣きまくって、寝落ちして…今思い出すと人間として恥じることをしてしまった
前の私なら、絶対にそう思っていた
でも、今は全然そう思わない
友達の前では弱い所を見せてもいいんだなって気付かされた
と、言うわけで今はちょっとだけワガママ言って五条さんと一緒に家まで帰るところである
五「ん、Aちゃんこっち側歩いて」
五「荷物持つよ」
五「頭揺れる感じとかしない?大丈夫?」
いや、どんだけできる人間だ
元から優しくて紳士的だと思ってたけど、ここまでとは…
ワガママ言ってよかったなと思えるほど優しい
こんなにいい人、女の子ホイホイだろうな
そういえば彼女さんとかいるんだろうか
そんな考えが頭をよぎたった。恋バナとかしてみたい…!
そう思った私は聞くことにした
『ねぇ、五条さん』
五「なーに?」
『彼女さんいますか?』
すると、五条さんは焦ったような顔して答えた
五「い、いや、いないよ?なんで?」
『んー、普通に気になっただけなんですよね…五条さんすっごくカッコよくて優しいから彼女さんいるかなーって。でも、彼女さんいたら私のこと構ってたらダメだと思って…』
『それに、なんか、友達と恋バナしてみたかったんですよね』
友達とかあんまりいなかったせいか、恋バナとかしたことないし…
五「う〜ん…そうだね…」
五「好きな子ならいるよ」
『どんな人ですか!?』
五「すっごく家庭的で、優しくて、笑顔が素敵な子かな」
まぁ、まだ片想いなんだけどね。と付け加える五条さん
『すっごくいい人ですね…』
嬉しそうな顔して話す五条さんがすっごく可愛い
すごく好きなんだろうなぁ!
五「Aちゃんはさ、好きな人…いるの?」
あ、私のターンか…
考えたことない…というのは失礼だしなぁ
『好きな人いないですね…う〜ん…』
本当にいない…あ、でも
『五条さんみたいな優しい人と付き合えたら幸せなんだろうなぁっては思います!』
『五条さん、好きな人と両思いになれるといいですね!』
こうして私の人生初恋バナを楽しんだ
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しろりん(プロフ) - 面白いし気に入ったお話ですけど…夢主ちゃんの名前が所々『カナメちゃん』になってます…。(๑• •๑)? (2022年10月17日 17時) (レス) @page29 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
覇王(プロフ) - めぐさん» わぁぁぁぁぁぁい!そうやってプレゼントの内容を妄想してくだされる日が来るなんて嬉しすぎます!更新頻度落ちますが頑張ります! (2021年10月5日 19時) (レス) id: 2eb9b95748 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 調理器具か……フライパンかな?包丁は……流石に危ないかな?となるとミトン(調理器具か?)とか?何を贈るのか楽しみです。更新、無理のない程度に頑張って下さい。 (2021年10月4日 22時) (レス) @page37 id: 550319b7c1 (このIDを非表示/違反報告)
覇王(プロフ) - めぐさん» ありがとうございます!! (2021年10月3日 20時) (レス) id: 2eb9b95748 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 尊過ぎ!! (2021年10月2日 0時) (レス) @page30 id: 550319b7c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:覇王 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/53448167
作成日時:2021年9月9日 17時