夜の店で清掃員始めたらイケメンと友達になった【五条悟】

23（家入side） ページ27

家「安心しな。私は偉い人間でもないし、あなたが思ってるような人でもないから」



家「私は家入硝子。ねぇ、名前は？」



『あ、か、加治カナメです…』




私のこと見上げて震えながら見るAちゃん
へぇ、すっごく可愛い
あのクズがご執心になるのもわかる…




五「ねー、僕たちそろそろ行ってもいい？アラートことは僕が上に言っとくから〜」




コイツ…まだ任務行く気じゃねぇのかよ




家「そもそもお前は任務も行かず何すんだよ」





五「え？僕たち今からこれ食べるんだ〜見て見て！カナメちゃんが作ったやつ！」



そう言って持っていたカゴの中身を見せてくる
美味しそうなお菓子がたくさん入ってる
感心していると、可愛くて怒った声が聞こえた




『五条さん！お仕事ちゃんとしないとダメですよ！』




五「ねぇ、これ食べてかr『食べる前にです！私は待ってますから！』え〜やだよぉ〜」



『もう！駄々こねないでください！』



家「そうだぞクズ。早く行ってこい」



観念したのか、立ち上がって大きく伸びた



結構手懐けてんじゃんw




五「わかったよ…カナメちゃん…待っててね」



なんて、メンヘラみたいに呟いて瞬間移動で消える
1人取り残されたAちゃん



家「私んところ居な。こっちおいで」



『あ、分かりました…』




医務室に連れて行ってソファに座ってもらう




家「カナメちゃんはさ、アイツと付き合ってんの？」




単刀直入に聞いてみた。でも、




『いいえ…』




って答えられる。まぁだ怖がってんのかな
でも、どこで出会ったかとか、なんでお菓子持ってきたのかとか質問しても一個一個丁寧に答えてくれて、悪い子じゃないんだなって言うのがわかる


いつもの癖でタバコを蒸すと、突然Aちゃんの目がキラキラし出した



『懐かしいなぁ…』



家「何が？」



『よく、会社にいた頃先輩に煙かけられたんですw』




家「それって、相手男？」





『はい！なんか私、すっごいいじられてたんですよ…』





やっぱりね…男に煙かけられる意味分かってないのかしら
元会社員ってことは結構狙われてたでしょうに
呆れたけど、ニコニコしながら答えてくれるAが可愛くて、綻んでしまう



家「ねぇ、アイツの事は好き？」


『え、あぁ、好きですよ！お菓子褒めてくれましたし！』


家「そうか…」



そして、分かったことがある

　
　
　



　


　


　

　

　

　
あのクズの恋は実らない

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