イケメンと友達になったんだけど最近様子がおかしい【五条悟】

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Aちゃんがお風呂に入っている間、僕はずっと考え事をしていた
もちろんAちゃんのこと
優しくて、家庭的で、愛嬌がある。それに加えて無防備

過去に、彼氏…とかいたのかなぁ…


ふいに、そんなことが頭の中に出てきた
いやいやいや…だとしたら誰と？いつから？一緒に何した？
それに…Aちゃんってシたこととかあるのか…？

さっきのAちゃんの身体を思い出す
パシっと顔を叩いて我に帰り、大きくため息をついた


五「もぉ…どうしよ…」


早く自分のものにしたい
いや、Aちゃんはきっとそんな気持ち、僕に対して持ってない
さっきよりさらに深いため息をつき、テレビに視線を移したが、内容が全く頭に入ってこない
そして、ぼーっとしている時、事件は起こった


『わっ！』



そう言ったAちゃんがが抱きついてきた

頭のすぐ後ろからくる甘い香り、抱きしめられているという状況
後頭部には柔らかい何かが当たっている感触がしていて僕はどうにかなるかと思った


五「！？…もー、カナメちゃんかぁ〜」


なんて普通の反応してるけど、心の中ではもう色々爆発しそうだった


『お風呂ありがとうございました！お夕飯の準備させてもらうので五条さんもお風呂入ってきてください！一緒にご飯食べましょ！』


いたずらっ子のような笑顔で言ってくるAちゃん
これは、マズい…


五「うん…お風呂入ってくる」


そう言って逃げるように風呂場へ向かった




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
シャワーを頭から浴びながらさっきのことを考える
さっきの感覚も、笑顔も、声も、全部が忘れられない
湯船を見ると、自分のものではない髪の毛が一本だけ浮いていた

ヤッバ…


Aちゃんのことが忘れられなくて、風呂場でひとり、熱を発散した
Aちゃんのことを思い出して。



何度か発散し終わり、これで大丈夫…かな

彼女が入っていた湯船に入ると、どうなってしまうか想像がつかなくて、そのままお湯を抜いて風呂場を出た
リビングへ戻ると相変わらず無防備な格好のままテレビを見ている姿が見えた
白いうなじにたくさん印をつけてやりたかったけど我慢した


『おかえりなさい五条さん！ご飯できてますよ！』


と笑顔で言いながら夕飯を並べていくAちゃん
すぐ傍に自分のこと考えて、色々してる男がいるのに。マジで危機感なさすぎる

早く自分のものにしてしまいたい
僕はそう願いながら彼女が作った夕飯を食べたのだった

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