イケメンと友達になったんだけど最近様子がおかしい【五条悟】

48（五条side） ページ3

元カノを追い払って数分
Aちゃんは腕の中でずっと泣きっぱなし


『あの、ご、じょうさ、ん…』


言葉がうまく話せていない…焦らせちゃダメだ…


五「どうしたの？無理せず、ゆっくり話して」


『体が…動かなく、て…』


見るところ、立とうとしているんだろうけど立てていない
仕方ないか…


五「大丈夫？あ、そうだ。ちょっとごめんね」


平静を装ってAちゃんをお姫様抱っこした
柔らかい体に近い顔
僕は落としてしまわないようにドキドキしてた


『すみません…』


五「いいよ。後で飲み物も持ってくるから待ってて」


こんな時でも謝るAちゃんを見て、少し苦しくなった
Aちゃんをソファに降ろして、ホットミルクを作りにキッチンへ行く
最後にチョコソースをかけ、Aちゃんに差し出すと、落ち着いたのか喋るようになった



『あの、さっきの人って…』



五「あぁ、元カノみたいな子。カナメちゃんのことストーカーとか言ってたけどストーカーはアイツだし、気にしないで」



そう言って僕もホットミルクに口をつける




『五条さんに怪我がなくて良かったです…』



こんな時まで人の心配する…もっと自分を大事にしてよ…



五「僕は大丈夫だよ。カナメちゃんが心配」



ちょっとカッコつけて言ってみると、Aちゃんは頭を撫でてきた



五「…っもう！それ禁止〜！」



また可愛いって思われてるって考えると、恥ずかしい



『えへへ…ごめんなさい』


でも、可愛いふにゃっとした笑顔で謝られたら、こっちもマジになれない


五「もー…あ、そうだ。お風呂入れたから入っておいで」


今の状態で一緒にいたらやらかしてしまいそうで
僕はAちゃんにお風呂を勧めた
脱衣所まで案内して、ドアを閉める

はぁ、まじなんなのあの笑顔の破壊力…！
あ、そうだ…服渡すの忘れてた…！
急いでクローゼットへ取りに行き、脱衣所へ向かう

急いで脱衣所まで行き、ドアを開けた
数秒後、僕はめちゃくちゃ後悔した
目の前には下着付けただけのAちゃん。瞬時に体が熱を持ったのがわかった
そんな僕の心の中なんて知らず


『あ、それもしかして着替えで貸していただけるヤツですか？』


とか言って、レースのついた薄い色の可愛い下着のまま、こっちに服を取りに来る


五「へ！？あ、うん…ちょっと大きいけど、はい…」



五「ご、ごめん！すぐ出てくから！じゃ！」


半分テンパりながら服を渡して、脱衣所を後にした

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