60話 ページ15
泉said
私は姐さんの手を取って歩き出した。私は自然な風を装い姐さんに寄りかかり懐から短刀を出して姐さんを刺した。けど、姐さんは分かっていたように素手で刀を掴んだ。姐さんは私を払い除けた。
尾「流石じゃ…鏡花、まるで殺気を…感じなんだ」
私は携帯を見せた。すると姐さんは慌てて懐を確認していた。
泉「明るい世界を見た、知らなかった頃にはもう戻れない」
尾「…それを使うな、鏡花…使えばそなたは」
それでも、それでも私は────
泉「夜叉白雪
私の敵を倒して」
私の言葉とともに夜叉白雪と金色夜叉の刀がぶつかった音が響いた。
2人の夜叉は周りの物を切り裂きながら刃を交えた。
私は静かに姐さんに襲いかかった。
尾「見よ!この刃がそなたの本性じゃ!邪魔者と見れば直ちに殺す、交渉も脅迫を無い…まるで夜叉じゃ」
泉「違う!」
尾「のう、鏡花や…そなたの気持ち判らぬでもない、じゃが…無理なものは無理なのじゃ…生来の暗殺者たるそなたがいかに光を希求しようと闇に咲く花は闇にしか憩えぬ…光を求めてもその熱量に焼き殺されるだけじゃ、何故私に判るか?簡単じゃ何故ならかつて────同じく光に焦がれ焼かれて落ちた女が居った故」
泉「でも、そうだとしても…1度見た夢を頭から消すことは」
夜叉白雪は姐さんに襲いかかったけど姐さんは避けて金色夜叉で刀を止めた。
尾「戻れ鏡花、判っておる筈じゃ」
泉「嫌─戻りたくない、それでも私は──」
尾「そなたは目的の為に凡百殺戮を正当化する、その本性は変えられぬ…でなくば、そのように夜叉を武器として使える筈がない…何故なら夜叉は───そなたの両親を惨殺したのじゃから」
敦「そんな…どうして」
違う、違うの
そんな、貴方にだけは知られたくなかったのに
ごめんなさい
泉「違うの…これは」
私は携帯を落としてしまった。携帯の画面は割れ何も映し出さなくなった。それと同時に私の夜叉白雪も消えてしまった。
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アミ - 更新頑張って下さい。 (2020年3月26日 15時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
きしも - 前の方のいう通り文ストではなくなっています コラボ設定にするか続編として題名を書き直して下さい (2019年4月15日 20時) (レス) id: a0220cc930 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これもう文ストじゃないやん……刀剣乱舞じゃん色々と残念…… (2019年3月15日 8時) (レス) id: b84f9313ac (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - 中也と夢主ちゃんは別れてしまうのですか? (2018年7月22日 11時) (レス) id: 654239532a (このIDを非表示/違反報告)
紅奈 - 続き気になります ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい (2018年5月15日 14時) (レス) id: c831905666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰中也 | 作成日時:2017年11月3日 3時