松下村塾で始まった恋

2話 ページ4

銀時side

今日からあの女が来る。

そういえば、名前聞いてなかったな。

まぁ、今日からわかるか。

あの女の笑った顔かわいかったな。

そんなこと思いながらウトウトと眠った。

貴女said

今日からいよいよ寺子屋に通える。

私は家をこっそり抜け出して松下村塾に着いた。

松「A待ってましたよ。」

貴女「松陽先生！！」

松「教室に行きましょう。」

私は松陽先生に連れられて教室の前まで来た。

松陽先生が扉を開けた瞬間みんなの視線が私に移った。

やっぱり緊張するな…

松「今日から新しい仲間が来ました。自己紹介お願いします。」

貴女「桜井Aです。勉強頑張ります！よろしくお願いします！」

松「ありがとうございます。席は1番後ろです。」

私は自分の席に着いて、いよいよ授業が始まった。

休み時間

改めて見たら女の子は私だけだった。

まぁ、だいたい予想してたけど…

男の子A「女が勉強しに来てるぞ。」

男の子B「変わった女もいるもんだな。」

男の子達が私を見ながらヒソヒソ話してる。

あんなの気にしちゃダメ！！

心では分かってるが、やっぱり辛い。

でも、授業の内容はとても良くて、松陽先生の教え方はとても分かりやすかった。

大丈夫、大丈夫

私は必死に自分にそう言い聞かせた。

そしてあっという間に授業が終わった。

早く帰らないと。

私は少し急ぎながら帰っていると

神社から何やら騒がしい声が聞こえてきた。

何があるんだろう。

私は興味本位で神社の方に向かった。

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