松下村塾で始まった恋

12話 ページ15

晋助side

今日から松陽先生のところで学ぶことになった

ここで学んだら俺がなりたいような侍になれる

そんな気がした

今は授業中で俺は頬杖をつきながら聞いていた

ふとAの方を見る

Aは一生懸命で、どこか楽しそうに授業を
受けている

Aかわいいな…

サラサラで艶がある黒髪

海のように綺麗な瞳

白い肌

美少女と呼んでも文句なしのルックスだ。

…って何考えているんだ俺///

授業に集中するんだ！晋助！！

俺は心ん中で気合いを入れた

休み時間

今は休み時間だが、何もすることがないから
ぼんやりしていたら…

「おい見ろよ。またあの女が来てるぞ。」

「本当女のくせに勉強とはな。」

と言う声が聞こえてきた

…バカバカしい

そう思っていたが…

「本当アイツって変な女」

と言う声と笑い声が聞こえてきた

Aは今にも泣きそうな顔をしていた。

アイツら…

バンッ

俺は思いっきり机を叩いた

晋「テメーらさっきから聞いてりゃ随分と
バカげたこと言ってんな。」(ギロ)

俺は睨みながら言葉を続けた

晋「オメーらが言いてぇのはそんなちっぽけなことか？そんな奴が松下村塾に来る資格は
ねぇ。」

「ヒイッ」

アイツらは半泣きで逃げるように教室を出た

Aあんなの気にすることねぇからな。

お前は何も悪くない…

貴女「うん！本当にありがとう！！」(ニコッ)

桂晋「「//////」」

何だろう…また顔が暑い

Aの笑った顔を見るといつも暑くなる

さっきの授業もAのこと考えてたし

…もしかしてこれが恋ってやつか？

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