173 役立たず ページ40
渋谷side
渋「はい、大倉。栄養ドリンク。」
大「うわ、懐かし！」
ヨコの陣痛が治まって朝ごはんタイム。
錦「横山君、病院から出るかもしれへんけど一応ゼリー。」
横「ん、ありがとう」
村「陣痛来てない時は普通やな。」
横「全然痛ない。」
丸「っていうか陣痛来てる時って旦那さんが腰さすったりするんちゃうの？」
そういえば、大倉はヨコの陣痛が来ても横で心配そうに見てるだけ。
大「だってキミ君がやらんでええって言うねんもん。」
横「まだ一人で耐えられんねん。」
渋「でもそれやったら大倉おる意味ないやん。」
大「いや、それはあるやろ。」
横「でもそれやったら甘えてまうやん。」
村「甘えたってええやんか。子供が産まれてからは思うように二人でおられへんぞ？」
渋「俺らにも頼ってええんやから。」
横「ありがとう。」
大「じゃあお腹空いたから食べよう！お、カレー買ってくれてるやん〜。」
村「お前朝からよう食べれるなぁ。」
大「お腹空いたんやもん。キミ君も食べとき。食べれる時に食べた方がええで。」
横「うん。いただきます。」
ヨコはまだ食欲あるらしくてゼリーを美味しそうに食べとった。
でも半分くらい食べた時ヨコの手は止まった。
横「陣痛来たっ…」
渋「ほら、大倉。出番。」
大「え、どこやればええんやっけ？」
村「お前役立たずか！そりゃヨコもやらんでええって言うわ！」
錦「こういうのって大体腰やろ。」
大「ここら辺？」
村「お前勉強したか？」
大「したはずなんやけどなぁ…」
渋「どうせ産まれた時のことばっかり勉強してたんちゃうか？」
大「それは…」
村「アホやなぁ。」
大倉が説教されてるうちにヨコの陣痛は治まった。
大「こんな日まで怒らんといてやぁ。」
村「お前が悪いんやろ！」
まぁ、ご最もやな。
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作者名：那奈 | 作成日時：2018年12月15日 22時
