164 しんみり ページ31
渋谷side
こんなにヨコが泣き崩れてるのを見るのは久しぶりかもしれへん。
村「ヨコ、大丈夫か？」
横「最高やなっ…やっぱりっ…」
渋「ヨコが復帰した時は、またライブから始めような。」
横「ホンマにありがとうっ…」
明日から早速入院らしいから、今日この景色をヨコと見れてホンマに良かった。
錦「何かすごいしんみりしてるな。」
安「たまにはええんちゃう？」
丸「夜、みんなでご飯食べに行かへん？」
大「お、ええなぁ！」
村「これはもうヨコの奢りやろ！」
横「ははっ…何でやねんっ…」
錦「だって赤ちゃん産まれたら奢ってくれないでしょ。」
大「ってか体調大丈夫なん？」
渋「なら大倉達の家行こうや。それならヨコも休めるやろ。」
大「キミ君、それでもええ？」
横「うん。ええよ。」
丸「じゃあ、はよ行こうや！」
俺らは急いで準備して大倉達の家に向かった。
「お邪魔しまーす。」
安「ベビーグッズいっぱいあるやん！」
村「何か女の子のやつばっかりやな。」
大「だってお腹の子どっちも女の子なんやもん。でも可愛いやろ？」
ベビーベッドがある部屋はホンマに女の子が使いそうな部屋みたいになっとった。
渋「カーテンもピンクかい。」
大「女の子ってピンクちゃうの？」
村「人それぞれやろ。」
大「まぁ、初めはピンクから始めんねん。」
横「みんな、酒飲むやろ？」
渋「おう。」
大「キミ君はゆっくりしとき？俺やるから。」
安「横ちょ、体調大丈夫なん？」
横「何か楽になったわ。」
村「緊張しすぎてたんと違うか？」
横「そうかもしれへん。」
大「でもゆっくりしとってや？」
横「分かったから。」
大倉の心配性はヨコもちょっと面倒くさがってるわ。
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作者名：那奈 | 作成日時：2018年12月15日 22時
