165 入院 ページ32
横山side
横「タツ！起きて！」
大「んー…」
横「病院の時間もうちょっとやって！」
大「何で病院…？そっか！今日から入院か！あぁっ…頭痛い…」
横「飲みすぎや。」
昨日なんだかんだ言うて12時頃まで飲んでたからな。
あの人らにしては早いお開きやったけど。
横「10時には病院行かなアカンねん。」
大「今は？」
横「9時半。」
大「もうやん！やば！えっと…病院にコンビニあったやんな？」
横「あったけど。」
大「じゃあ、朝ごはんはそこ。後は着替えと歯磨きと顔洗って…よし！大丈夫や！行こか！」
いや、寝起き5分で運転なんて大丈夫か？
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何とか病院までたどり着いた。
横「すいません。今日から入院する大倉なんですけど…」
「大倉さんですね。お待ちしておりました。病室までご案内しますね。」
大「どんなんやろな。」
「ここですね。」
大「お！808やって！すごいな！」
横「声でかいから！」
他の人にジロジロ見られてるやろ。
「ここで陣痛来るまでは過ごしていただきます。入院中のスケジュールはこんな感じですね。」
大「え!?7時半に朝ごはんなん!?早いなぁ。」
横「お前が入院するわけと違うんやから。」
「これ見て分からないところがあれば何でも聞いてください。体調や赤ちゃんの様子がおかしいと思ったらここのナースコール押してくださいね。」
横「はい。ありがとうございます。」
「お昼ごろに先生がいらっしゃると思うので。それまでゆっくりしていただいて大丈夫ですよ。では、失礼します。」
大「いよいよやな。」
横「あと一ヶ月やもんな。」
大「一ヶ月なんてあっという間やろうなぁ。楽しみや。」
改めてあと一ヶ月って聞いたら緊張してきたな。
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作者名：那奈 | 作成日時：2018年12月15日 22時
