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「あの……」





そんな時、毛利さんの娘さんの蘭さんがどこか恥ずかし気に声をかけてきた

あぁ、若いっていいね

こういう姿もすごく初々しい





「どうしたの」

「私先生の作品が凄く好きで、特に『消えた幼馴染』っていう作品が凄く心に響いたんです!!」

「あぁ、単行本が前に出たやつか」

「もしよかったらサインとか」

「うん、構わないよ」





『やったー!!』

なんて無邪気に喜ぶ可愛らしい蘭さん

あぁ、私もこんなJKでありたかった





「ねぇねぇ先生」





下から聞こえてきた声

今度はコナン君が私の服をツンツンと引っ張ってきた





「なぁに?」





返事はしたものの

なんなんだろう

この悪寒

コナン君から来る邪気なのか……?

先程とは打って変わって彼は黒い笑みを浮かべている

怖い




恐る恐る彼の視線に合わせるべくしゃがみこんだ

するとコナン君、急に私の耳元まで体を近づける

そして一言





「先生って安室さんとどういう関係なの?」





囁かれた言葉……


嫌な緊張感





「安室さん……?」

「うん、僕達知り合いなんだ。ほら、ポアロの上に毛利探偵事務所があるでしょ?だからよくお世話になってるの」





そういえばそうだった

毛利さんは安室さんの上司……?みたいなもので

コナン君にも関係はなくはないのか




















「安室さんとはお友達だよ」

「お友達……?」

「うん。お友達」





とは言え、真実を話すわけにもいかない



だから適当に流しておけばいい話

それに下手にものを言うのは気が引けた

『お友達』だってあながち間違えでは……




「安室さんが、お友達ねぇ……」






なにその顔

相当警戒してるみたいだけど



いや、ダメだ

この子完璧にホラーだ

やっぱり、絶対ただのおチビさんではない気が



最近の子は恐ろしいもの






完全に納得してないくせしてコナン君は口先だけ『なるほどね……ありがとう!!』なんて言っちゃって

なんだコイツ

彼の君の悪い蔓延の笑みにうまく笑い返さなかわからない

関わりたくはないタイプだ

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カリカリ梅(プロフ) - さくらさん» ふぶきチサァァン!?石油のように湧き出てきましたね!! (2019年4月1日 0時) (レス) id: cefd5e630f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ハァ好き………………………………………………(語彙) (2019年3月31日 23時) (レス) id: a531cb8ac0 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリ梅(プロフ) - 颯さん» コメントありがとうございます!本当にバッサバサの夢主ちゃんですが、是非是非安室さんと仲良くやっていってほしいです!何卒これからもよろしくお願いします。 (2019年3月31日 20時) (レス) id: 19aee3f51f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - これは既に面白いです。淡白な夢主が安室さんを振り回してる感じめっちゃ好きです。更新頑張ってください! (2019年3月31日 20時) (レス) id: 6647a9b02a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カリカリ梅 | 作成日時:2019年3月31日 12時

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