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監視カメラかを設置中だと思われる死神君とメガネさんへと変身させるため消えた優作さんアンド有希子さんは置いといて
「……」
「……」
取り残された私達は一体……
無言ニット
なんか喋りなさいよ。
「あの……ニットさん」
「相変わらずのネーミングセンスだな」
「いや。そちらも相変わらずの平然プリですよね」
「いつものことだが」
「あ、そですか」
はい。会話終了。
原作で知っている限りだけど、ちみよく二人も女性なんかと付き合えたね。こんな人といて楽しいのか……？
不意に顔を上げるとキラキラのイケメンさんの顔面が目の前に。私が間違っているのだと実感した。
「ところで君は何をするためにここに来たんだ？」
「へ」
いきなりのご質問に思わず間抜けな声が出る。
てかそれ私が聞きたいんですけど……
「私は何をするためにここへ来たのでしょうか？」
「ほぉ……坊やからは何も聞いていないのか」
「あぁ、あの死神ですか。確かに後日伝えるだとかなんだとか言ってたけど何も言われてませんね。彼、隠し事大好きなので」
「身に覚えも？」
「身に覚えもあり……」
ます。
あるね。そういえばある。
あれだ今回私をここに呼んだ件は私を自称探偵さんに近づけさせないためのただの口実に過ぎなかったのかもしれない。
この時点で死神君は自称探偵さんが公安のゼロに属していると確信している。死神君にとっては何もかもを知っている私を向こうには渡すことは都合が悪い。
メガネさんがニットさんだと知られるのは困るから。
でも、この仮説が正しいとすると数々の矛盾点と疑問が上がる。死神君が全てを回収できるとは思えない。
いや、でも、彼は天才だ。
「で、どうなんだ」
「わかりません……」
死神君の思考回路はどこまで回っているのだろう
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作者名：カリカリ梅 | 作成日時：2017年1月28日 11時
