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「最近オレの周りで起こった事件を教えて?」

「うん。そう」



翌日、放課後の図書室では久しぶりとなる死神君との雑談会が繰り広げられていた。

勿論ネタはこちらから持ち込み、昨夜の疑問を彼に訴える。



「なんでそんなこと気になるんだよ……」

「いや。ちょっと色々あってさ」



怪しい……とばかりにこちらを見つめる彼。ただ聞いているだけなのにね。



「変な事に首突っ込むのはやめてくれよ。らしくない」

「いやいやいや。そんな滅相もない」



すると『へぇ』と興味深そうに返事を返す彼。なんか怖いんだけど。



「……別に教えてやってもいいけど。先生がそんな深い事を聞いてくるなんて珍しいからまずその訳を教えてくれ」

「え」

「嫌なら教えねぇ」



やはり、はい、そうですよね。

そこ聞きますよね。

だけど想像とは違い現実で受け止めるとかなりムカつく。



「理由……」



『そもそもどうして貴方はメガネの彼と私の関係を知りたいのですか?裏があるあるなら一方的に質問する前に理由を仰って頂きたい。良い歳して礼儀もわからないのですね』




うわ〜

自称探偵さんへと自分が放ったセリフがどこからか出て来たのかは知らないけどなんか頭の中に浮かんで来たよ。

タイミング悪いね。うん。

格好つけてしまったことが後からアホらしく思えてきた。



「そう。理由」



また、こう言う時ばかりと子供の無邪気な笑顔を見せつけてくる死神君への怒りが更にます。

あと、気のせいなのかは知らないけど自称探偵さんの気味の悪い笑顔と重った。

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作者名:カリカリ梅 | 作成日時:2017年1月28日 11時

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