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私、この子と話したことないよな。
確か私を実行委員に推薦した子と同じ部活の…
女子達「私、Aさんと話してみたかったんだ〜
サッカー部のマネージャー大変じゃないの?
夜遅くまで、すごいよね。」
「いや、そんなことは。
楽しくやらせてもらってるから。」
女子達「楽しいんだー。
まあ今年のサッカー部イケメンばっかだもんね。」
女子達「イケメンばっかりで、選び放題だね笑
羨ましいなあ笑」
そんなつもりでサッカー部入ってないよ。
侑李のサッカーしてるところ見たかったけど。
でも、選び放題ってそんな…
岡本「Aちゃん、行こう。」
圭人君に手を引かれてその場を離れた。
振り返ったとき、
あの女の子たちは怖い笑顔を浮かべてた。
やっぱりそういう風に見られちゃうんだ。
圭人君は気にかけて、
たくさん話しかけてくれるけど、
どうしても頭の中からさっきの言葉は消えない。
考え始めたら無限ループ。
【あのとき】の記憶と交差する。
【気にされたいための仮病でしょ。
男好きなんて、友達じゃない!】
違う、
私はそんなつもりでサッカー部に入ってない。
違う、
私はそんなつもりで侑李と一緒にいたんじゃない。
「違うの!
ハアハア、ゴホンッゴホゴホ、ハア、ハア。」
岡本「Aちゃん?大丈夫?ねえ!?」
分かんない、息が苦しくなってきた。
立っていられなくて、うずくまってしまう。
岡本「苦しいの?どうしたの?」
「ゴホッゴホッ、ハァ、ハァ。」
ごめんね圭人くん。答えたいのに答えられない。
迷惑かけてるよね、どうしよう、
侑李…
『A!!!』
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作者名:しんくれろ | 作成日時:2018年8月21日 22時