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5話 ページ5

「えーと、こちら坂田さんに食いついて離れないのが定春くん?」

「っていうか大丈夫ですか」

「大丈夫ッスよ。定春は賢い子だから、ちゃんと手加減してますからね〜」


「血ィ出てるんですけど…」

「銀さん。審査員ひいてますよ。血ィ止めて止めて」


「Aちゃん定春止めてよ!Aちゃんのいうことしか、きかないんだから」

「ウン」


Aはカッチコッチと体を硬くさせながらスタッフの前へ行き、こう言った


「定春ぅぅ!!メッ!!晩ご飯抜きにするアルヨ!!」

「オメーも抜きにされてーのか!?」


「……えー、ペット以上に個性的な飼い主さん達みたいですね」

「じゃあ、いったんCMでーす」



「ちょっとォ、ちゃんとやってくださいよ」

「こんなんじゃ決勝まで勝ち残れるわけないでしょ!?」

「そーか?審査員の奴ら俺にくぎづけになってたぞ」

銀時は血まみれの顔で言った

「そりゃ、くぎづけにもなるわ。鏡で自分の顔見てこい!!」


「二人とも動きが、かたいネ」

「舞台をフルに、つかっていこう!身体もっと動かそ!!」

「おめーが一番ガチガチじゃねーか!!」


「ハーイ。じゃあ次の方どーぞ」

「!!」


「続いての変てこペットは宇宙生物エリザベスちゃん」

「そして飼い主の宇宙キャプテンカツーラさんです」


「…なにやってんのアイツ?」

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作者名:夕霧菜 | 作成日時:2020年5月18日 23時

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